自分のことが分かってきて役に流されなくなった(ゲスト:杉咲花)【後編】

【前回コラム】「クレームが来るほど「良いCM」?Cook Do®のCM裏話(ゲスト:杉咲花)【前編】」はこちら

今週のゲストは先週に引き続き、女優の杉咲花さん。大河ドラマ、ラジオ、大好きなごはんのことなど、価値観の変化も含めて語ってもらいました。

今回の登場人物紹介

左から、権八成裕(すぐおわパーソナリティ)、杉咲花、澤本嘉光(すぐおわパーソナリティ)。

※本記事は4月21日放送分の内容をダイジェスト収録したものです。

大河ドラマの撮影は他のドラマと違う?

権八:

花ちゃんは今、NHKの大河ドラマ『いだてん』に出てらっしゃいますけど、かつては朝ドラ『とと姉ちゃん』にも出ていて。大河の撮影は他のドラマと違うんですか?

杉咲:

私が最初のほうにレギュラーで出させてもらっていたドラマ『夜行観覧車』もそうですけど、最初のほうはカメラがマルチというか何台もあって撮るのが普通だと思ってたんですけど、今のドラマの現場はカメラが1、2台で凄く少ないんですよ。映画の現場は1台が多いんですけど、ドラマも少なくなっていて。

澤本:

それはNHKだから、大河だから少ないというわけじゃなくて、ドラマ自体がそうなってると?

杉咲:

そうです。そうじゃない現場もあると思うんですけど、私が出た現場はそれが増えていて。「スイッチングをする方が減ってきている」と聞いて。でも大河の現場はカメラが5台以上あるんです。

権八:

凄い!

杉咲:

長回しを何回も撮るんです。それが新鮮で。

澤本:

そうやって撮ってるんだ。

杉咲:

感情が途切れないから私は集中しやすいです。ドキュメントを撮っているような感覚ですね。毎回このカットは誰が撮るとざっくりは決まってるんですけど、ガチガチではなくて毎回監督がモニターを見ながら「Aカメさんどこ撮って」と言っています。だから、自分が撮られているかどうかわからないんですよ。

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