20歳の起業家が考える日本の働き方の未来(ゲスト:谷口怜央)【後編】

【前回コラム】「中学時代の車いす生活から、17歳で起業するまで(ゲスト:谷口怜央)【前編】」はこちら

今週のゲストは、先週に引き続き、Wakrak(東京・南青山)代表取締役の谷口怜央さん(20歳)。日本の働き方の未来予想を語ります。

今回の登場人物紹介

左から、谷口怜央、澤本嘉光(すぐおわパーソナリティ)、権八成裕(すぐおわパーソナリティ)。


※本記事は9月29日放送分の内容をダイジェスト収録したものです。

つくりたい世界から逆算して事業を決めた

澤本:

谷口さんは2017年にWakrakを起業したわけですよね。仕事内容はどうやって思いついたんですか?

谷口:

「これがやりたい」というよりは、「こういう世界をつくりたい」というところから逆算して事業はつくってるんですね。僕がつくりたい世界観は、車いすのときに余裕がないと感じた世界を変えたいというものでした。みんなが余裕がないのはなぜだろう? と考えたときに、1日の中で一番時間をかける仕事でやりたくない仕事をしていたら、それは余裕ないよなと。かつ明日の仕事を失ったらどうしよう、クビにならないようにどうこうしなきゃっていうのも、ものすごい精神的負担だと思うんです。

そこを僕は変えたいと思ったんです。なので、採用とか、仕事や働き方というところにフォーカスするようになりました。

澤本:

なるほど。

谷口:

不安になる理由を探っていくと、個人と企業は1対1で雇用が行われているわけじゃないですか。これって安全にも見えるんですけど、企業側がクビと言ったらクビなわけですよ。この状態は危険だなと思っていて。僕らがつくろうとしているのは複数の企業対複数の個人が雇用を行っている状態なんですね。その間に僕らのプラットフォームがある状態を目指しています。

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