日本グラフィックデザイン協会(JAGDA)は、6月2日に「境界としてのグラフィックデザイン」をテーマに、グラフィックデザイナー 奥村靫正氏、佐藤直樹氏によるトークイベントを開催する。
この企画は、JAGDAサイト内で展開している、グラフィックデザインについて改めて考えるためのオンラインメディア「グラフィックデザイン・レヴュー」に関連したトークイベント。グラフィックデザイン・レヴュー」は、室賀清徳氏を中心としたボードメンバーによって運営されている、情報と批評を軸にしたグラフィックを起点としたデザインのためのサイトだ。表層に浮かんでくる事象の紹介にとどまらず、その背景や文脈を探り、グローバルかつオルタナティヴな視点から発信している。
今回、本イベントに登壇するのは、奥村靫正氏と佐藤直樹氏。
奥村氏(1947年生まれ)は戦後日本のデザイナーのなかでもイメージの使い手として際立った存在。1970年代以降、YMOをはじめとする数々のミュージシャンのジャケットワークやブックデザイン、広告の分野で活躍してきた。また、奥村は古今東西の図像や装飾を自在に参照、操作するイメージ編集者である一方、日本画の素養をもった巧みな画家でもある。
