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日本橋にくすりの情報発信基地 第一三共、くすりミュージアム開設

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“くすりの街”日本橋に竣工した新オフィスに開設された第一三共のくすりミュージアム


薬が体内に浸透していく様子をCGで表現。館内には紙の展示物は一切ない。


来場者の情報が登録されたメダル(中央の黄緑色に光る円盤)をセットすると、展示がスタートする。

第一三共は2月3日、くすりの情報発信基地として「Daiichi Sankyo くすりミュージアム」を開設した。

近年、安心・安全・信頼などの観点から、薬に対する正確な情報開示が求められており、また今年4月からは薬に関する正しい使用法や副作用などの知識を教える “薬育”の授業が中学校でスタートする。こういった社会的背景を踏まえ、「創薬に関する企業活動を紹介することで、自社のみならず製薬業界への理解や信頼の醸成を促す」(総務部長・渡辺一幸氏)狙いがある。中学生の見学も想定しているが、ターゲットは広く一般の人としており、年間1万人の来場が目標。

楽しく体感・体験しながら、薬について正しい知識を得てもらおうと、施設には紙の展示品は一切なく、最新鋭のCGやゲームを中心に構成している。来場者は入口でICチップ入りのメダルを受け取り、個人情報を登録。その人の性別、年齢、病歴など事前に登録された情報に応じて、映し出される展示内容が変わる。また、薬の調合や薬によるウイルスのブロックをゲーム感覚で体験することができる。構想には3年をかけ、「数ある企業ミュージアムの中でも、最高のものを目指した」(同)。

同社は昨年11月、古くから薬の問屋街でもある日本橋に新オフィスを竣工。ミュージアムはその一角に設け、営業や研究開発を経験した社員が常駐し、説明にあたる方針だ。

施設概要

場所:第一三共 本社ビルA館1、2階
開館時間:月~金10:00~17:00、土10:00~16:00(日・祝、年末年始は休館)
入場料:無料

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