盛り上がるサッカー・ワールドカップ(W杯)2026。その会場になっているスタジアムでロゴを隠した、デニムなどで知られるアパレルブランド「リーバイス」の策略に注目が集まっている。
リーバイス・スタジアムの通常の姿
W杯のような国際的な大会では、大会スポンサーの権利を守るため、ネーミングライツで付けられている企業名が外されるなどの措置が取られる。例を挙げると、米プロフットボールNFLダラス・カウボーイズの本拠地で、日本がオランダと対戦した「ダラス競技場」の愛称は、米国最大の通信会社「AT&T」がネーミングライツを持つ「AT&Tスタジアム」だ。同様の理由で、サンフランシスコにある「リーバイス・スタジアム」でも、ネーミングライツを持つリーバイ・ストラウス社がサッカーW杯のスポンサーではないため、スタジアムにあるリーバイスのロゴが布で隠され、会場名も「サンフランシスコ・ベイエリア・スタジアム」となっている。
ブランドの顔であるロゴを隠すという、企業にとっては痛い状況だが、それに対するリーバイスの粋な対応が注目を集めている。
米リーバイスのInstagram
スタジアム内のスクリーン上や外壁にあったロゴと同様に、インスタのロゴも布をかけて隠したものに変えたのだ。同社のロゴは「バットウィング」(コウモリの翼)で親しまれており、ブランド名やデザインは隠れているものの、長年愛されているおなじみの形は隠しきれなかった。
また、同社は布で隠したスタジアムのロゴをInstagramで紹介し、「(マスキングされた)美しいスタジアムで世界を歓迎!」と投稿した。同社の粋な計らいに対し、SNS上では「かっこいい」「無料の広告だ」「とても高度なマーケティング」「10点満点のプロフィール写真、最高!」などと、世界から賛辞が寄せられている。

