日本トイザらスは7月17日、大人向けのおもちゃ店を東京・台東区の「上野マルイ」にオープンした。少子化は進むがおもちゃの売り上げは伸びており、自分用におもちゃやホビー品を買うキダルト層(キッズ×アダルト)が増えていることが要因とみられる。こうした需要に応えるため、同社は上野を含め大人向けのおもちゃ店を国内で4店舗展開。子どもの頃には買ってもらえなかったけど憧れていた商品や懐かしいアイテムなど、比較的自由に出費できる大人になった今だからこそ楽しめるという層のニーズに応える。
新店舗の売り場面積は約103平方メートル。フィギュアや、大人の間で人気が高まっているモチモチ触感が特徴のおもちゃ「スクイーズ」の特別仕様の売り場を設け、100SKU(Stock Keeping Unit、最小在庫管理単位)以上をそろえている。他にも、世界の著名なサッカー選手などがランダムに入っている「ブラインドボックス」など国内外のメーカーの商品を取り扱う。スクイーズはインバウンド需要が高く、海外からの来客も見込んでいるようだ。
人気のおもちゃ「スクイーズ」の売り場
日本の玩具市場規模は拡大しており、日本玩具協会によると、国内の玩具市場規模は2023年度に初めて1兆円を突破し、2025年度には1兆1664億円と過去最高を更新したという。少子化が進む中でも市場が拡大している理由として、大人がおもちゃやホビーを楽しむ「キダルト」層の需要拡大があるとみられる。
ブラインドボックス仕様のおもちゃ
同社は、「子どものためではなく、自分のために商品を選ぶ大人のお客様が増えている」と認識しており、「昔欲しかったものを今楽しめる」「懐かしい気持ちになる」といった声も多く、売り場で商品を選ぶ時間そのものも含めて楽しんでいるとみている。「以前は子どものものというイメージが強かった商品も、最近では自宅のインテリアとして飾ったり、日常使いの中に取り入れたりと、暮らしの中で自然に楽しむ方も多いようで、そうした楽しみ方が定着しつつあることを実感している」としている。



