壁のキスマークをお掃除中? 実は広告だった「つい見入ってしまう」ファンケルのOOHの秘密

壁にいくつも並んだ鮮やかなキスマーク。清掃員が上からスルスルと降りてきて汚れを落としていく、かと思って見入っていたら、実は広告だった——。ファンケルが東京・新宿にあるデジタルサイネージで放映している広告がSNSで取り上げられた。まるで本当に清掃しているかのようなリアルさに見入っていると、キスマークがきれいに落とされ、クレンジングオイルの紹介に。多くの人が足を止めており、まさに「目を留めてほしい」という同社の狙い通りの展開になっている。8月3日まで放映される。

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(左)カラフルなキスマークも(右)清掃員がきれいに

ルミネエスト新宿の大型サイネージで放映された映像では、6つのキスマークが並んだ壁の前に、上から清掃員3人がロープで降下。ワイパーのようなもので拭ってみるもなかなかメイクが落とせず、清掃員が洗い流すとスルスルときれいにメイクが落ちていく。続いて「夏のメイク落としお任せください」のメッセージが表示され、クレンジングオイルが紹介されるという流れだ。実際にはデジタル広告の映像だが、本当にビルの壁を清掃しているように見える演出が目を引いている。また、毛穴の角栓を黒いドットで表現したバージョンもあり、こちらも清掃員が次々とドットを“清掃”していった。

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(左)ドットが表現する角栓も(右)清掃員がきれいに

ファンケルの担当者によると、同社のクレンジングオイルの高い洗浄力と壁面サイネージの特徴を掛け合わせて、「クレンジングの機能価値を直感的に可視化することを目的に企画した」という。高い位置にある広告を見てもらうことを検討した際に、人が日常でビルを見上げる場合といえば窓清掃ではと考え、ビルの壁面を肌に見立てて、付着したメイクや汚れをまるで清掃員が落としていくという表現で、洗浄力を直感的に訴求することを狙った。

キスマークや黒のドットで、メイク汚れや角栓を表現。清掃員の動きがリアルに見えるようこだわり、ヘルメットやハーネスなどの装備、作業の合間にひと息つくような人間の細かな動きまで演出している。また、よく見ると、清掃員が腰に同社のクレンジングオイルを下げており、清掃道具のように商品を登場させるという細部にまでこだわっている。

こうしたこだわりの詰まった広告は狙い通り、多くの人の目を奪った。SNSでも拡散され、「完全にファンケルの思うつぼ」「海外みたいなセンスいい広告」などの反響が寄せられている。ファンケルもこうした反響を把握しており、担当者は「多くの方に興味を持っていただけたことを大変うれしく思う」と喜ぶ。「本当に清掃しているのかと思った」「思わず見入ってしまった」といった反応もあり、「企画の狙いである“目を留めてもらうこと”が実現できたと感じている」と手ごたえを話し、「今後も、チャームのあるクリエイティブやプロモーションに取り組んでいきたい」と意気込んでいる。

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