博報堂は9月8日、「コンテンツファン消費行動調査2026」の結果をもとに、アニメや音楽など全11カテゴリーの「リーチ力・支出喚起力ランキング」を発表した。生活者のコンテンツへの年間平均支出金額は8万1022円で、調査開始以来最高を記録した前年(8万5052円)から微減したものの、依然として高い水準を保っている。一方、コンテンツに支出する人数(支出層)は概ね横ばいから微減のトレンドが続いている。レコメンド機能の普及により自身の興味と異なるジャンルへの接触機会が減少していることや、無料で楽しめるコンテンツの増加が要因だと、博報堂は分析する。
ジャンル別の推定市場規模では「音楽」が7036億円で最高となった。また「映画」ジャンルは、「国宝』や「鬼滅の刃』シリーズのヒットを背景に、劇場鑑賞をはじめとするリアルイベント(劇場)市場への支出が大きく増加し、2021年のコロナ禍以降で最高額を更新した。前年比では「映画(同+1.9%)」「マンガ・ライトノベル(同+3.6%)」「バラエティ番組・ドラマ(同+4.7%)」「美術展・博覧会(同+25.8%)」の4ジャンルが伸長した。
リーチ力TOPは鬼滅の刃、支出力TOPはSnow Man
「リーチ力」ランキングでは、「鬼滅の刃」が1048万人(前年比+37万人)で6年連続の首位を維持した。また、「ポケットモンスター』や「名探偵コナン』といった長年にわたって人気のIPが引き続き上位を維持する中、実写映画が話題を呼んだ「国宝」(506万人)が18位に初ランクインした。
「支出喚起力」ランキングでは、「Snow Man」が460億円で首位に立ちました。バラエティ、ドラマ、映画、SNS、タイアップ等の多角的なメディア露出により利用層を大幅に拡大し、「リーチ力」ランキングでも前年比+296万人で9位に躍進している。同グループはデビュー5周年という節目に大型ツアーなどのリアルイベントを実施したことが、1人あたりの平均支出金額の上昇につながったと分析する。

