横浜市は、7月20日からダンスフェスティバル「Dance Dance Dance@YOKOHAMA2012」を市内各所で開催することを発表した。
横浜市は「文化芸術による賑わい」を定着させ、横浜経済の活性化を図るべく、昨年11月に新たな横浜のシンボリック事業として3つのヨコハマ・アート・フェスティバルを毎年夏から秋にかけて開催することを決定した。これは昨年実施された「ヨコハマ・トリエンナーレ2011」の成功を追い風としたもので、言葉によらずに世界の人々が感動を共有できる美術、ダンス、音楽をテーマに1年ごとにイベントとして開催。「世界最高水準・オリジナルな文化芸術の発信」、「横浜らしい景観を活かした賑わいづくり」、「市民協働と子どもをはじめとした次世代育成」を目的に、市民、アーティスト、NPO、企業、行政等「オール横浜」で取り組む考えだ。
林文子市長は「全国に類を見ない規模と内容で、横浜市が自信を持って開催する。世界を代表する国際都市は、音楽や芸術などが必ずといっていいほど根付いている。このフェスティバルを通して、横浜を文化芸術と経済成長の二つを結びつけた深みのある都市にし、ヨコハマ・トリエンナーレに続く新たな横浜のシンボルにしていきたい」と話した。
イベントにはフェスティバルのダンス・ナビゲーターを務める和央ようかさん、フェスティバルに出演するバレエダンサーの上野水香さんと西島千博さん、そしてフェスティバル期間中にダンスに関連したショートフィルムを運営する劇場で上映する俳優の別所哲也さんが登場。ダンス、そしてこれから開催されるフェスティバルの魅力について語り合った。
フェスティバルは、上野水香さんがモーリス・ベジャール直伝の振付で踊る「ボレロ」、カンパニーを越えたダンサーが登場するチャリティー公演「オールニッポンバレエガラ2012」などのバレエ、WRECKING IN THE FLOORらが登場するストリートダンス、勅使川原三郎、首藤康之らが登場するコンテンポラリーダンスのほか、ワールドダンス、チアダンス、ソシアルダンス、またホテルでのダンスパーティやコンドルズの盆踊り大会、さらには市民が参加できるワークショップ等も数多く予定されている。
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