電通は10日、企業サイト内に、社員によるコラムや対談記事などの読みものを掲載するコーナー「Dentsu-jin Go!~電通人語~」を開設した。多様な業務に携わる社員の発信を通じて、人材豊富な同社の魅力をアピールする狙い。新卒・中途採用ページなどで社員の声を紹介するケースは一般的だが、このコーナーはクライアントや協力会社なども含め幅広いステークホルダーを対象としているという。
運営を担うコーポレート・コミュニケーション局企画業務部は、広報活動の一環として電通社員が執筆する書籍のプロデュースなどを担当してきた。もっとも、書籍として出せるのは年間数点程度にとどまっており、「若手社員を打ち出すなど、もっと機動的に情報発信できる場をつくりたいと思っていた」(小川達也・企画業務部長)という。
現在は、若者研究などのプロジェクトに携わる西井美保子氏(ビジネス・クリエーション局)、ニューヨークと東京に籍を置き、デジタル領域での実績が豊富なクリエーティブディレクターの佐々木康晴氏(Dentsu Network/コミュニケーション・デザイン・センター)、ソーシャルメディアの活用コンサルティングを手掛ける廣田周作氏(プラットフォーム・ビジネス局)の3人の連載がスタートしている。更新日は毎週木曜日。4回以上の連載が基本で、2週~3週ごとに更新する。内容は業務にかかわることがメインだが、あまり制約は設けていないという。
過去に書籍の執筆経験がある社員を中心に人選している。「(露出機会の多い)クリエーティブ以外にもさまざまな個性的な人材がいることを知ってほしい」(小川氏)とし、多様な部署から選抜する考え。今後は月に1~2人程度執筆者を追加する予定だ。
▼電通人語
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