5月31日、日経新聞と「島耕作」のコラボレーションによる「島耕作の日経ニュース」アプリが登場、それに合わせて「島耕作のスマホが見放題」をうたう告知サイトがオープンした。
サイトを訪れると、“島耕作のiPhoneのホーム画面”が表示される。ユーザーは、表示されたメールや写真、電話、LinkedIn、カレンダーを自由に操作し、島耕作のプライベートを覗き見できる。メールでやりとりする相手や、写真に写っているのは、漫画に実際に登場する人物ら。ユーザーは、こうしたアプリの中味を通じて、漫画のサイドストーリーを想像して楽しめる仕掛けだ。
なお、同アプリは、毎日朝夕2回、日経電子版のニュースから議題が届き、ユーザーがその議題に対して自由にチャットを繰り広げることができるもの。島耕作が議長役としてニュースチャット内に登場し、ユーザーは島耕作とコミュニケーションしながら、ニュースへの理解を深めることができる。
議論が楽しくなるよう、漫画でおなじみのコマの中から島耕作のオリジナルスタンプや、日経電子版のキャラクター「デンシバ」のスタンプが用意されており、チャットが進むと、島耕作からのアドバイスや、漫画読者にとって懐かしいエピソードを聞くこともできるようになっている。
日経電子版は2010年3月にローンチ、今年5月には有料会員30万人を超え、無料会員を含めた会員総数は189万人に達した。日経新聞では、同アプリを通じ、若者に普及するチャット形式のコミュニケーションや、連載30周年を迎える人気漫画「島耕作」シリーズを活用してさらなる認知と利用者を拡大を狙う。
アプリの開発を担当したのはカヤック。同社内の「HTMLファイ部」(HTML5、CSS3などフロントエンジニアの部)が中心になって制作した。
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