2016年7月6日、東京都港区・六本木のグランドハイアット東京において「THE MARKETING NATION SUMMIT 2016」が開催された。アメリカでは年に1度開催されているこのカンファレンスは、今年も5月9日から12日までラスベガスで開催され、世界から約6000人のマーケターが来場、130社のパートナー企業が出展した。日本でのカンファレンスには約4000の事前登録者と10を超える出展企業が集まり、その注目度の高さを伺わせた。
キーノートスピーチに登壇する、マルケト日本法人の福田康隆社長(左)と米・Marketoのフィル・フェルナンデスCEO(右)。
常に顧客視点で考える それが未来のマーケターの姿
「THE MARKETING NATION SUMMIT 2016」の午前中のプログラムとして行われた、キーノートの冒頭で挨拶に立ったマルケト日本法人代表取締役社長 福田康隆氏は、このイベントが「Marketo SUMMIT Japan」ではなく「THE MARKETING NATION SUMMIT」と名付けられていることに触れ、「MARKETING NATIONとは全世界にいる約5万名のパートナー、ユーザーとしてのマーケターとマルケト社員の総合体のこと」とその定義を紹介。アメリカでは年に1度開催されている同カンファレンスの日本での開催をきっかけに「国内でもMARKETING NATIONを大きくしていきたい」と話した。
キーノートは「TOMORROWʼS MARKETER〜マーケティングのイノベーションがここに〜これからの未来に必要なマーケター像を語る」と題して行われた。
スピーカーとして登壇したのは福田氏の他、米・MarketoのCEO、フィル・フェルナンデス氏、Group VP、チャンダー・パタビラム氏に加え、スペシャルゲストとしてWunderman Chief Client Officerのクリシュナン・メノン氏、GEヘルスケア・ジャパンのチーフ・マーケティング・オフィサーである伊藤久美氏、日本郵便 郵便・物流商品サービス企画部 担当部長の鈴木睦夫氏。