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ソーシャルメディアポリシーを策定した経験から:太駄健司(第2回)

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STEP 1:準備

太駄健司(ADKインタラクティブ)

前回は、ADKインタラクティブがソーシャルメディアポリシーを策定した背景を説明した。今回は、策定に向けて準備したことを紹介しよう。

まず海外の先行事例を研究した。100件以上のソーシャルメディアポリシーを研究した報告書が公開されているサイト「SocialMedia Governance」を読み込み、またコカ・コーラやコダックなどの主要企業、同業のレイザーフィッシュなど、いくつかのソーシャルメディアポリシーも精読した。これにより、ソーシャルメディアポリシーのスタイルは実にさまざまであることを学習した。

それをもとに、自分たちにふさわしいポリシーのスタイルについて議論しポリシーを適用する対象、項目として含める内容、分かりやすくまとめる工夫などを検討した。

たとえば「ポリシーを適用する対象」については、社内に常駐している協力会社のスタッフも、社内情報を知りうる立場として、適用対象にした。また、社長や広報といった公式なスポークスパーソンとそれ以外では、期待される行動が異なるので、適用するポリシーを区別すべきと考えた。

ADKインタラクティブは小さな企業なので、ポリシー策定チームの結成からここまでは順調に進んだが、一般企業では、そもそも部門を横断した策定チームの結成が難しかったり、ソーシャルメディアの概要とマーケティングへの影響、ポリシーの必要性を理解するところから始めないといけないだろう。次回は具体的に策定するうえで留意したことなどを紹介する。(「宣伝会議」12月1日号から)

※毎月1回掲載(全4回)、次回は12月28日掲載予定
ソーシャルメディアポリシーを策定した経験から(第1回)「ソーシャルメディアポリシー策定の背景」


(おおた・けんじ)
ADKインタラクティブ総研は、先端的なアドテクノロジーや消費者の動向を研究することにより、デジタルマーケティングの潮流を分析するシンクタンク。最近のテーマはソーシャルメディア。

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