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PARTY×「SOUR」の新作MV、クラウドファンディングで制作プロジェクトを開始

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これまで、「日々の音色」や「映し鏡」など、話題性のあるミュージックビデオを次々と世に送り出してきたバンド「SOUR」の第3弾のMV制作が発表された。

制作されるのは、12月11日に発売になる新作アルバム「LIFE AS MUSIC」の収録曲『Life is Music』のMV。これまでも「SOUR」のMVを一貫して手がけてきたPARTY の川村真司氏が企画を担当する。

制作にあたっては、クラウドファンディングサイト「GREEN FUNDING」(ワンモア社)を活用して資金調達を行う。前作「映し鏡」でも、アメリカのクラウドファンディングサイト「Kickstarter」で資金調達を行った。こうしたサイトを活用する理由について、川村氏は「資金調達だけでなく、クラウドファンディングの本質は、支援という行為を通じて、クリエイティブなプロジェクトを"皆でつくる"ところにある。日本ではまだこうしたサービスはドネーションやソーシャルグッドの文脈で語られることが多いが、このプロジェクトを通じて新しい使い方を提起したい」と意気込む。

9月5日に公開された、GREEN FUNDINGの『Life is Music』プロジェクトページ。支援者は「MVの先行視聴権」や「SOURの特別ライブへの参加権」が得られる。

制作されるMVは、「フェナキストスコープ」という、円板を回転させることで絵を動かす初期のアニメーション手法を使ったものになるという。『Life is Music』は、音楽のようにサイクルする人生について歌う曲で、そのコンセプトから着想を得た。約300枚のCDにそれぞれ違った絵を描いて撮影し、アニメーションを作り上げる。撮影に使われたCDは、限定のアートディスクとして販売される。

制作チームにはPARTYの清水幹太氏や、クリエイティブチーム TYMOTEの井口皓太氏らが参加。川村氏が映像のアイデアを考え、清水氏がフェナキストスコープのデバイスを制作、井口氏がアニメーション映像の演出を行う。3人の気鋭ディレクターのコラボレーション作品になる予定だ。

川村氏は「このMVを通じて、ファンと音楽への新しい関係、新しい関与の仕方をつくっていきたい。早い段階から企画に参加し、制作の過程を共に体験していく面白さを感じてもらえたら。クラウドファンディングは、制作する側にとっても非常なプレッシャーになるが、それを"ナイスプレッシャー"として制作に生かしていきたい」と話している。

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