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TOWとカヤックが提携 イベント着火点にコンテンツで拡散

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イベント企画制作大手のテー・オー・ダブリュー(TOW)は7日、コンテンツ企画開発のカヤックと、イベント販促事業で業務提携すると発表した。参加者がソーシャルメディアなどへ投稿したくなる企画を取り入れ、インターネット上で話題を広めてイベントの効果を高める。

来場者によるインターネット拡散を通じて、より多くの人へメッセージを伝えることが、イベント施策に求められている。テクノロジーはその強い味方だ(提供:Shutterstock.com)

「東京モーターショーのような大規模イベントでは来場者は数十万人にもなるが、インターネットでうまく口コミを広められれば、さらに10倍、100倍の人の目に触れることも不可能ではない。昨今はイベントを起点に、参加者を超えて多くの人へメッセージを届けることが求められている」(TOW広報担当者)

イベントを中心とした話題化施策では、TOWは一定の手応えを得ている。2014年に立ち上げたワン・トゥー・テン・デザインとのプロジェクトチームでは年間で数十件ほどを受注し、数億円規模の売上増につなげた。TOWは、カヤックと発足するチームでも同程度の成果を目指す。ワン・トゥー・テンとの関係は、カヤックとの提携後も存続する。

デジタルコンテンツのノウハウを取り入れた「インタラクティブ・プロモーション領域」はTOWの注力分野で、事業にも好影響をもたらしている。6月30日発表の2015年6月期連結業績予想は、売上高は前年同期比10.4%増の134億5200万円、最終利益は同比24.8%増の7億9600万円で、いずれも5月発表時から上方修正した。

TOWは今後、9月25日付でカヤックの柳澤大輔社長を社外取締役に迎え、さらに「インタラクティブ・プロモーション領域」の事業拡大を進める考え。


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