日本IR協議会は13日、2015年度「IR優良企業賞」を発表した。この賞は、IRに積極的に取り組み、市場関係者の高い支持を得るなど優れた成果をあげた企業を表彰するもので、今回で20回目の開催となる。最高賞となる「IR優良企業大賞」は、味の素とシスメックスで、いずれも大賞は初めての受賞となる。
審査対象は、日本IR協議会の会員企業のうち、株式を公開している企業。2015年度は対象263社の中から、IR優良企業大賞2社、IR優良企業賞5社、IR優良企業特別賞3社、IR優良企業奨励賞3社の合計13社が選ばれた。
大賞となった味の素は、IRが安定的で常に進化を続けているとの評価。具体的には、2015年に就任した西井孝明社長が積極的なIRを継続し、投資家との対話を経営に活かしている点や、IR部門の説明や資料が理解しやすいと定評がある点が挙げられる。企業価値の源泉である概念「ASV(=Ajinomoto Group Shared Value)」と経営戦略に一貫性を持たせた説明を行った点が評価された。環境・社会・企業統治をテーマとした「ESG説明会」の初開催も投資家から高い評価を受けた。
シスメックスは、長期にわたってレベルの高いIR活動を続けているとの評価。具体的には、経営トップが投資家の視点を踏まえて経営戦略や中期経営計画を説明し、対話の機会も設けている点、IR部門が分かりやすい情報開示に努め、投資家からのフィードバックを活かしている点などだ。工場見学会や海外事業所訪問などへの評価も高く、個人投資家向け説明会やウェブサイトの内容も充実している点なども高い評価となった。
その他の賞は以下の通り。
【IR優良企業賞】
オムロン
塩野義製薬(IR優良企業賞は初)
東鉄工業(IR優良企業賞は初)
日本電信電話(IR優良企業賞は初)
ポーラ・オルビスホールディングス(初受賞)
【IR優良企業特別賞】
住友化学(初受賞)
ピジョン(初受賞)
みずほフィナンシャルグループ(初受賞)
【IR優良企業奨励賞】
クオール(初受賞)
フロイント産業(初受賞)
三菱商事・ユービーエス・リアルティ(初受賞)
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