CM制作大手のティー・ワイ・オー(TYO)は10日、10月をめどにPR事業を開始すると発表した。広告主のニーズが高まるPRサービスを同社の次の成長領域に位置づけ、5年後をめどに売上高30億円を目指す。
広報活動のコンサルティングからメディアリレーションズ業務、リスクマネジメント、社内広報など、PR会社が手がける一連の業務をカバーできる体制を整える。初年度(2017年7月期)はPR業務経験者を採用し、20人体制を予定している。売上見込みは2億円。5年後の2022年7月期には、100人体制で売上高30億円、営業利益3億円を見込む。
TYOは1982年設立。テレビCM制作を中心に業務領域を広げ、現在はプロモーション映像やWeb広告、イベントなど幅広く手掛けている。2015年7月期の売上高は283億円。近年は広告主との直接取引を強化しており、制作だけでなくPR関連の業務を依頼されるケースが増えていたという。
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