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R/GAが5つの収益源を持つのはなぜか

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ニューヨークで開かれる米広告界最大規模のイベント「Advertising Week」のほか、最先端の知見が集まるニューヨークの広告会社や制作会社、メディア企業を視察するツアー「Business Creation Lab. 2016 in New York」(JTB主催、宣伝会議企画協力)が9月25日から10月2日まで開催されました。発売中の『宣伝会議』2017年1月号、アドタイ上でもその一部を紹介します。

Connected Age(つながる時代)のエージェンシー

チーフ・ストラテジー・オフィサーのバリー・ワックスマン氏

「次世代エージェンシー」のあり方を体現しているとして、その実績から経営陣の発言までもが注目されるR/GA。チーフ・ストラテジー・オフィサーのバリー・ワックスマン氏によると、1977年の創業以来9年ごとに、環境変化や時代の要請に合わせて会社の業態やビジネスのあり方をシフトさせてきたという。

当初は映画に使うビジュアル効果を制作する会社だった。クライアントは主にハリウッドの映画製作会社で、約400本の映画に携わった。1986年頃からは「統合デジタルスタジオ」として、主にテレビCM制作にシフトした。

インターネットが普及し始めた1995年からは「インタラクティブエージェンシー」へ。Webサイト制作やEコマースの領域を強化したほか、プロダクションからエージェンシーへと業態を変えつつクライアントのデジタル強化の動きを支援してきた。2004年からは「デジタル時代のエージェンシー」に。デジタルテクノロジーを駆使してあらゆるサービスを提供する体制に進化させた。社内には多様な機能や人材を揃えた。

2013年から現在に至るまでは、“An Integrated, Full-Service Agency for the Connected Age”を掲げる。「Connected Age(インターネットを通じてすべてがつながる時代)」に即したあらゆるサービスを統合して提供するエージェンシー、ということだ。スマートデバイスやIoTに代表されるように、あらゆるものがネットでつながる時代に最適なソリューションを提供すると位置づけている。グーグル、サムスン電子、ナイキ、ベライゾン・コミュニケーションズが今の4大クライアントだ。

カンヌライオンズやクリオ、D&ADなどの受賞トロフィーがずらり

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「先端企業視察とAdvertising Week ニューヨーク視察研修2017」

テーマは「いかに既存の枠組みを超え優秀なチームと手を組むか」。
社外からリソースを調達し、パートナーと上手く組むことで、広告主企業も広告制作会社も勝てる時代が到来。
広告の枠組みを超え、新しい形の事業やプロジェクトを展開する、米国先進企業に学ぶ人気企画。

◆先着順・6月30日(金)〆切◆
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