世界的広告賞ONE SHOW、最高賞は「難民問題」のクリエイティビティ

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THE ONE SHOW 2017(ワンショー)の授賞式が、5月10日と12日(現地時間)にニューヨークで行われた。The One Club for Creativityが主催するONE SHOWは、カンヌライオンズとD&ADと並ぶ“世界三大広告賞”の一つで、世界各地のクリエイターが会場のニューヨークに集結した。

ONE SHOW 2017の最高賞(Best in Show)に選ばれたのは、オグルヴィ・ニューヨークが制作した国際人権NGO アムネスティ・インターナショナルの“The Refugee Nation”。

2016年のリオ・オリンピックで話題になった難民選手団を祝う同キャンペーンは、難民救助に使われるライフジャケットにインスパイアされた“国旗”をつくることで、10人の難民アスリートへの世界中のサポートを伝えるものだった。

選出の理由について、ONE SHOW事務局のケビン・スワンポールCEOは、「政治的な不和や社会的な激変が世界中で起きるなかで、“The Refugee Nation”は、我々クリエイティブの業界がどのようにその力を発揮し、影響をもたらすことができるかを象徴するものだった」と語る。

“The Refugee Nation”は、ベスト・オブ・デザインとベスト・オブ・クロス・プラットフォームも受賞している。

贈賞式でのプレゼンテーターの一人として登壇したInamoto & Coのクリエイティブディレクター レイ・イナモト氏。

44回目を迎えたONE SHOWには今回、73カ国から2万1844作品のエントリーがあり、そのうち23カ国の受賞者に243本のペンシル(70のゴールド、75のシルバー、98のブロンズのトロフィー)が贈られた。日本からのエントリー作品では、7作品がゴールドを、17作品がシルバーを、13作品がブロンズを獲得している。

日本勢による各部門での最高賞の獲得はなかったが、電通のクリエイティブディレクターの八木義博氏とコピーライターの筒井晴子氏、もりのクリエイティブディレクターの原野守弘氏らが制作したホンダの「Honda. Great Journey.」は、ブランディングとクラフトの2部門でゴールドを獲得した。


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