必ず人が最後まで聞きたいと思うプレゼンの方法 — 朝活広報会議レポート

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朝の時間をスキルアップに有効に活用することを目的に『広報会議』が開催している「朝活広報会議」。プレゼン力を鍛える、をテーマに『緊張して話せるのは才能である』を教科書とした特別編が開催された。トップ・プレゼン・コンサルタント永井千佳氏をゲストに迎え、プレゼンのコツや上達するための練習方法をお話しいただいた。

講義の様子

当日はまず、企業の記者会見動画を見ながら、ワークショップ形式で参加者全員がよかった点、改善できる点について話し合う形で始まった。参加者の様々な視点から活発に意見が飛び交い、発表された内容は講師の永井氏も参考になる、と目を見張る場面も見られた。

お客様が求めていて、自分だけが提供できる価値を語る

話し下手でも、緊張していても、必ず伝わるプレゼン方法として「他の人が語れない、自分だけのメッセージを語ることができれば、人は身を乗り出して聴いてくれます」と永井氏は説明する。

実際、記者会見では、著名な企業の社長でもあっても、緊張しているもの。ただし、お客さんが求めていて、自分たちだけが提供できる価値(=バリュープロポジション)について、しっかり見極められている会見だと、きちんと伝わるものになっている、という。

「自分が話したいことだけを話しても、相手には届きません。聴き手が知りたいことだったとしても、他の人でも語れる内容だったら、相手は聞き流してしまいます。聴き手が求めていて、自分しか語れないメッセージを話すことで、相手はあなたのプレゼンを聞いてくれるようになります。だからこそ、自分しか語れないバリュープロポジションを見極め、バリュープロポジションを語ることが必要なのです」

「バリュープロポジション」の図

プレゼンは起承転結で話してはいけない

質疑応答では、「モノゴトを順序立てて論理的に説明するコツは?」という質問に対し、「多くの人は説明する時に時系列で話してしまいますが、逆です、結論から話してください」と永井氏。時系列で話すと、起承転結の転の部分がノイズになり、話が長くなりがちだという。

「聞き手の集中力は長くてもまず3分しかもたないと考えてください。この3分間で説明してはだめです。起承転結ではなく、結承起で話してください。結論を聞いて、あ、この話聞いてみようかな、と聞き手のスイッチが入ることで、最後まで聞いてくれるようになります」

また、プレゼンのテクニック上達のために日々取り組めることとして、滑舌をよくするトレーニングや横隔膜を使うトレーニングなどを紹介した。参加者全員がその場で行い、普段あまり使わない部分のトレーニングに、楽しみながらも真剣に取り組む姿が見られた。

さらに永井氏は、低い声でゆっくり話すための練習方法“悪代官スペシャル”も紹介。
「低い声でゆっくり話すことで、安心感や説得力が格段に上がります。練習する時はゆっくり話してください。本番では緊張するので、少し早口になります。それでちょうどいいんです」と話した。

最後は参加者全員で「悪代官のセリフ」で、緊張しても相手に伝わる発声法を練習し、今回の朝活を締めくくった。


【書籍案内】
緊張して話せるのは才能である』 永井千佳著

大事なプレゼンの前に読みたい、緊張の取り扱い説明書!

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