第2回「地域版SDGs調査」トップは鳥取県、幸福度は宮崎県が2年連続1位

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ブランド総合研究所は7月29日、住民目線による地域の持続性評価、悩みや不満、および幸福度や定住意欲度に関する「地域版SDGs調査」の結果を発表した。同社は毎年、地域ブランド調査を実施し「都道府県魅力度ランキング」などを発表している。

本調査は、47都道府県の男女(15歳以上)を対象に、2020年6月12日~29日にかけて実施。調査はインターネット上で行い、全体で1万5991人の有効回答が得られた。

居住している都道府県に対して、①幸福度 ②満足度 ③愛着度 ④定住意欲度の基本指標4項目を調査。住民目線で地域の評価を数値化し、4指標の平均を「持続度」として算出した。また、SDGs評価、自地域に必要だと思う17ゴールのほか、SDGs認知度、個人の悩み、地域への不満、環境や社会の持続性につながる個人的な行動など、合計144項目について回答を得た。

SDGs評価トップ3は鳥取、熊本、岩手

「(あなたの居住する)都道府県は、他の都道府県と比べて、地域の持続性を高めるために社会や環境に配慮していると思いますか」という設問に対し、5段階で回答してもらった結果を、SDGs評価指数として算出。都道府県別で最もSDGs評価指数が高かったのは鳥取県。次いで、震災や豪雨災害などからの復興に励む熊本県、 そして岩手県が続いた。

1位となった鳥取県では、「とても配慮している」という回答が11.9%あり、全国平均(4.8%)の2倍以上。「やや配慮している」(31.8%)とあわせ、住民の4割以上が、県の持続性への配慮を評価している結果となった。幸福度(6位)、満足度(5位)なども高い結果となった。

都道府県別SDGs評価指数ランキング

持続度1位は沖縄、幸福度は前年度に続き宮崎が首位

基本指標(幸福度、 満足度、 愛着度、 定住意欲度)を平均した「持続度」の1位は沖縄県。生活満足度1位、他の3指標で2位といずれも高い順位だった。ただし、SDGs評価指数は36位であり、県の持続的取り組みに対する県民からの評価は低いという結果になった。「持続度」の2位は北海道、3位は福岡県、4位は石川県と続く。5位の宮崎県では、 前年に続いて幸福度は1位。SDGs評価指数は13位だった。

都道府県別持続度ランキング

SDGsの17のゴールのうち、各都道府県でどのような活動が必要だと思うかを聞いたところ、最も多かったのは、ゴール11の「住み続けられるまちづくりを」だった(41.7%)。次いでゴール3「すべての人に健康と福祉を」、ゴール8「働きがいも経済成長も」と続く。

自地域に必要だと思うゴール評価(トップ5)

個人レベルでもSDGsの拡がり、76.5%が環境や社会に配慮した行動

本調査において、「SDGs」という言葉を知っていると回答した人は20.9%、具体的な内容を知っていると回答した人は1割弱であった。しかし、個人レベルで普段から環境や社会に配慮した行動をとっている人は76.5%にのぼった。

行動の内訳としては「ゴミの分別(44.3%)」、「エコバッグ(42.9%)」、「節電・省エネ(40.5%)」、「節水(36.1%)」など、家庭内でできるエコな行動が上位となっている。

環境や社会の持続につながる行動(上位)

また、何らかの行動をしていると回答した人が最も多い都道府県は長野県(83.9%)。次いで山梨県、富山県、宮崎県、高知県の順であった。

7月31日発売の月刊『広報会議』9月号の巻頭特集は「SDGsコミュニケーションから新たな事業が生まれる」。コロナ復興下におけるSDGsの役割や発信のポイントについて識者に聞いた。

 
また、「地域版SDGs調査」を行うブランド総合研究所の田中章雄代表取締役へのインタビューや、横浜市、北九州市、静岡市、北海道下川町などの事例を収録した2月1日発売の月刊『広報会議』3月号を含め、過去の『広報会議』内SDGs関連の記事をすべてまとめたPDFが購入者限定で手に入る(8月末まで)。
 

月刊『広報会議』9月号は、全国の書店・Amazonなどで7月31日より販売。Amazonでは、すでに予約を受け付けている。

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