【関連記事】「【ステイホーム応援企画】販促コンペ・前年グランプリの企画書を大公開!」はこちら
2020年に実施した「第12回販促コンペ」でシルバーを受賞したのは次の3作品。東亞合成の「10〜20歳代の学生が『アロンアルフア』を楽しく使いたくなる企画」の「瞬間予防アロンアルフアコーティング」、西日本旅客鉄道の課題「新幹線でお客さまが笑顔になるアイデア」の「こども特等席」、ヤフーの課題「フリマアプリ『PayPayフリマ』を思わず使ってみたくなるアイデア」の「実質3.5万円のお引越し」。
企画者は、東亞合成の課題が北浦俊さん(電通)・大川将平さん(博報堂)、西日本旅客鉄道の課題が竹内隼矢さん(AKQA)・佐脇風里さん(AKQA)、ヤフーの課題が浅倉涼花さん(博報堂)、嶋元司さん(博報堂)でした。
以下、3作品の企画書を企画者のコメントとともに紹介します。
企画書
「瞬間予防アロンアルフアコーティング」
企画者コメント
商品を変えずに価値転換で新市場を開拓
「瞬間予防アロンアルフアコーティング」は、“壊れたものを直す修理”から“そもそも壊れないための予防”に商品価値の重心を置き換えた企画。考えるにあたり、企画のためのインサイトを無理につくるのではなく、実際にアロンアルフアを使ったときの「壊してしまった…」という素直な気持ちを正直に洗い出せたことが、思考のジャンプにつながったと感じています。
またビジネスの観点として、商品は大きく変えずともシンプルな価値転換だけで、既存市場にとどまらず新たな市場を開拓できる点もチーム内でこだわった点です。
企画書
「こども特等席」
企画者コメント
とにかくシンプルに解説が必要ない企画
企画するときに一番意識していることは「本当にターゲットが動くか」です。ブレスト形式で企画を考えることが多いのですが、アイデアを絞るとき、研ぎ澄ましていくときは、特にターゲットの視点から見つめ直すようにしています。
今回は「1歳半の子どもがいる僕の弟家族」をターゲットに設定しました。よく言われることですが、「身近なN=1が動くか」が判断基準として大切だと思います。企画書を書くときに一番意識していることは、「とにかくシンプルに」。この解説が必要ない企画書でないと意味がないと思います。
企画書
「実質3.5万円のお引越し」
企画者コメント
アプリの価値を転換支出を抑えるものに
この企画は「引越しの際に見つかる不要品を捨てる代わりにPayPayフリマで売却して、引越し費用に充ててもらう」というシンプルなアイデア。「得するより損を回避したい」という強いインサイトを元に、アプリの価値を“お金を稼ぐもの”から“支出を抑えるもの”へと転換しました。
企画する上で一番大切にしたのはリサーチの部分。“3.5万”という数字や、“多くの引越し業者に対応しているのはPayPayのみ”というデータなど、強いファクトをつなげロジックを固められたことが今回の結果につながったと考えています。
「人が動く」「売上につながる」アイデアとは?第14回「販促コンペ」 関連記事
新着CM
-
人事・人物
日本マイクロソフト、カスタマーサクセス事業本部長(22年7月1日付)
-
AD
インターブランドジャパン
日本初の「ブランディング」を評価するアワード エントリー受付中!
-
広告ビジネス・メディア
視聴経験者は4人に1人 ネットの同時配信
-
クリエイティブ
参院選の候補者情報を視覚障がい者にも 「Yahoo! JAPAN 聞こえる選挙」...
-
AD
広告ビジネス・メディア
“守り”だけでなく戦略的活用を DoubleVerifyが描くデジタル広告の未来
-
広告ビジネス・メディア
いいねをアニメーション Twitter広告で新機能
-
クリエイティブ
NTTドコモ30周年ムービー 歴代の携帯電話を懐かしの流行語、ファッションと振り...
-
特集
最新・プリントメディアの効果と活用
-
広告ビジネス・メディア
日本経済社、赤坂へ 8月に銀座から本社移転