電通グループは5月27日、持続可能な未来の実現を目指して経済、環境、社会に関する調査・提言活動を行う、持続可能な開発のための世界経済人会議(World Business Council for Sustainable Development、以下「WBCSD」)のメンバーに参画したことを発表した。
WBCSDはスイスのジュネーブに本部を置き、持続可能な開発を目指す先進的な企業約200社が加盟するグローバルな組織。
世界約70カ国に地域拠点を持ち、政府やNGO、国際機関と協力し、持続可能な発展に関する課題への取り組みや経験を共有している。
電通グループは、サステナビリティー分野おいて定めた「再生可能エネルギー100%調達を達成」「CO2排出量を46%削減」などの定量目標に加え、事業戦略の中核となる考え方として「電通サステナブル・ビジネス・ソリューション(dentsu Sustainable Business Solutions、以下「dSBS」)」を掲げている。dSBSは、顧客の事業がより良い社会の実現に寄与し、同時に顧客自身の成長を支援することを示す。
さらに、長期視点では「2030年サステナビリティー戦略」を掲げ、脱炭素化への貢献や多様でインクルーシブな企業・社会づくりなども推進している。
これらの電通グループの戦略と持続可能な開発に関する課題への理解が、WBCSDの会員基準やビジョン2050「Time to Transform:2050年までに地球の90億人以上が豊かな生活を送ることができる世界を目指す」の考え方に合致していることから、今回の参画を決定したという。
電通グループ 取締役執行役員、電通インターナショナル グローバルCEOであり、WBCSDカウンシルメンバーのWendy Clark(ウェンディ・クラーク)氏は、「WBCSDに参画することで、持続可能で包摂的な社会・経済の実現のためにコミットするという共通の志を持つグローバル企業のネットワークの更なる発展、その先にある世の中の発展へ貢献していく」とコメントしている。
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