そんな『コピー年鑑』をテーマに、本コラムではTCC会員であるコピーライターやプランナーが執筆。第5回目は、「THE FIRST TAKE」のネーミングなどを手がけられた山﨑博司さんです。
僕がはじめてコピー年鑑に出会ったのは、新入社員のとき。
会社のライブラリーで、なんだかすごい厚みの本があるな、と手にとったのがきっかけです。
ひとつの言葉から広がるアイデアや企画に、夢中でページをめくったのを今でも覚えています。
そんな僕にとってコピー年鑑は、コピーを知るだけでなく、コピーライターを知るもの。
人がつくる以上、コピーにもその人らしさが出ます。
なるほど、この人はこう考えるのか、といろいろ学ばせていただきました。
そして年鑑上でしか会ったことない先輩たちと会社の廊下ですれ違うと、
「うわあ!あのコピーを書いた人だ。いつかいっしょに仕事できたらいいなあ」と思ったものです。
あれから13年。自分より若い人のコピーがたくさん掲載されています。
ページをめくりながら「いつかいっしょに仕事ができたらいいなあ」と思うのです。
山﨑博司 やまざき・ひろし
TCC2014年入会
博報堂 コピーライター/クリエイティブディレクター
岐阜県生まれ。2010年博報堂入社。TBWA\HAKUHODO出向を経て、現部署。 「言葉の力で、社会を動かす」をモットーに、コピーを軸にした統合キャンペーンや社会課題業務を手掛ける。受賞歴に、TCC賞、TCC最高新人賞、クリエイター・オブ・ザ・イヤーなど。著書に『答えのない道徳の問題どう解く?』1巻/2巻。
※六本木「文喫」にて「ことバー Presented by TCC」が開催中です。
開催期間:2022年4月27日(水)~5月26日(木)
観覧料:入場無料
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『コピー年鑑2021』東京コピーライターズクラブ (編集)
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