今年度で34回目を迎える、2022年クリエイター・オブ・ザ・イヤー賞(日本広告業協会主催)が発表となった。
本賞は、1989年創設。日本広告業協会会員社の中で、クリエイティビティを発揮して顧客や社会の課題解決をする施策の実施までを牽引し、広告会社の価値向上や機能の拡張につながるクリエイティブワークを、1年間に複数生み出したクリエイター個人を表彰している。
審査基準は、「広告会社の価値の向上につながる『課題解決のアイデア』『クリエイティブのレベルを引き上げるクオリティ』『クリエイティブの領域の拡張性』が優れていること」。
2022年は、会員各社の選考を経てノミネートされた25名(18社)のクリエイターから、クリエイター・オブ・ザ・イヤー1名、メダリスト7名が選ばれた。
クリエイター・オブ・ザ・イヤーに選ばれたのは、栗田雅俊氏(電通zero)。コロナ禍の飲食店が抱える課題に対し、見る人の心を動かすクリエイティブアイデア・表現力で世の中のうねりを作り、解決に導いている。広告会社のクリエイティブの原点ともいえる人の気持ちに届くクオリティで、社会に希望をもたらしたことが評価された。栗田氏は、対象作品の一つで、2022年度TCC賞グランプリを受賞している。