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タスクに追われがちなSEO施策 効率化と行動量を両立させるためには?

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利用者が語る「リソースをさけない企業にこそお勧め」

インターネット検索は、Webサイトにとって、いまなお膨大な流入をもたらす源だ。LINEリサーチの調べでは、スマートフォンにおいても「調べものをする際にふだん利用するサービス」として、79.5%が「Google」、44.7%が「Yahoo! JAPAN」を挙げた。

グラフ スマホで何かを調べる際に利用するWebサービス/LINEリサーチ調べ
スマホで何かを調べる際に利用するWebサービス/LINEリサーチ調べ

「知りたい」などの意図をもってユーザーが自発的に検索し、広告を介さず無料でWebサイトへの流入を増やす「検索エンジン最適化(SEO)」の重要性はわかっていても、持続的な成果を得るための運用や、その設計ができていない――。こうした課題を持つ企業向けに、Webマーケティング支援のPLAN-Bが提供しているのが、「SEARCH WRITE コンサルティングプラン」だ。

「SEARCH WRITE コンサルティングプラン」は、PLAN-BのSEOツール「SEARCH WRITE」と、SEOコンサルティングがセットになったサービスだ。PLAN-BがSEO対策を全面的にサポート、アドバイスする。コンサルティングプランの特徴について、PLAN-Bの久保田美咲氏は、「SEO専門の当社のカスタマーサクセスチームによる、キーワードの設計や記事内容についてのアドバイスとともにSEO対策ができます。自社にノウハウを蓄積していきたいとお考えのお客さまには特にお役立ていただいています」と話す。

「SEARCH WRITE コンサルティングプラン」を活用して、検索結果での表示順位の平均50位から5位目前までへの上昇という成果を収めたのが、学研グループのオンライン英会話サービス「Kimini(キミニ)英会話」だ。導入前の時点で「Kimini英会話」が抱えていた課題について、久保田氏はこう話す。

写真 人物 PLAN-B 久保田美咲氏
PLAN-Bの久保田美咲氏

「競合サービスと比べ、『オンライン英会話』に関連したキーワードを獲得できていませんでした。特に『オンライン英会話』で上位表示されているサイトと比較して、『Kimini英会話』は検索エンジンから、『英語や英会話について専門性の高いサイトである』というふうに認識されていなかったと考えられます。翻せば、『オンライン英会話』関連キーワードを網羅的に対策していけば、十分上位表示を狙える状況でした」(久保田氏)

「SEARCH WRITE」を契約したのは2021年1月ごろ。その後、23年11月時点の成果として、1〜10位以内に「Kimini英会話」が表示されるキーワード(獲得キーワード)が3.5倍超に伸長した。11位以下になってしまうキーワードを減らしつつ、総獲得キーワード数自体も38.4%増加。「オンライン英会話」関連のキーワードに、Google検索が自動でおすすめするキーワードに「Kimini英会話」が登場するようにもなった。これに伴い、自然検索での流入数も右肩上がりを継続している。

「Kimini英会話」を運営するGlats(グラッツ)でマーケティングを担当する山路リチャード氏は、「SEOに潤沢なリソースを割くことができず、そのほかの施策も含め、多くのタスクを処理する必要のある企業にはお勧めできるサービスだと思います」と話す。

写真 人物 Glats 山路リチャード氏
Glatsの山路リチャード氏

「SEOの知識をさほど持たない状況からスタートしても、コンサルタントが付くことで結果と過程をきちんと把握することができます」(山路氏)

分析ツールとコンサルティングを一元化

PLAN-Bが「Kimini英会話」のSEOにおける方針として打ち出したのは2つ。「新規記事対策本数を増やす」「上位表示しきれていない記事を書き直す」だ。方針の背景には、競合Webサイトと比べてコラム本数が少なかったことがある。

新規記事は、月間90本以上と定め、行動量を増やすためのオペレーションを構築、Webサイト自体が持つ記事そのものを増加させた。結果的に日々の更新数も増え、常に新しいコンテンツが公開できるようになった。

写真 画像 オンライン英会話サービス「Kimini(キミニ)英会話」
オンライン英会話サービス「Kimini英会話」

記事については、「オンライン英会話」関連のキーワードに集中。ただ記事を増やしたり修正するのではなく、「トピッククラスター構造」になるよう整理、成果につなげた。「トピッククラスター構造」は、中核となる「ピラーコンテンツ」と、それに付随する「クラスターコンテンツ」で構成するSEO施策。Webサイトの構造をわかりやすくするほか、記事の評価をまとめて向上させる効果が期待できる。

「(付随する成果として)直帰率が顕著に低下しました。これは、既存記事の見直し、修正や、新規記事を制作することで、ユーザーが以前よりも記事を読んでくださるようになったのだと思います」(山路氏)

しかし、月間90本というのは決して少なくない作業量だ。仮にひと月の営業日を20日とすれば、毎日4.5本の記事を公開していくことになる。同時に、各記事の成果を素早く分析していく必要もある。

「『SEARCH WRITE』の導入前、分析についてはGoogleアナリティクスやGoogleサーチコンソールなど複数のツールを用いていましたが、キーワードの順位変動を一覧で簡単に見ることができず、困っていました。施策のログを残しておくことや、タスクの管理などをきちんと行えていなかったのも課題でした。『SEARCH WRITE』はまさにこうした課題に応えていて、非常に実用的なツールだと思いました」(山路氏)

「SEARCHWRITE」での検索順位チェック1「SEARCHWRITE」での検索順位チェック2

上位表示されるようになるため、まず注力したのが、どのキーワードで表示されるべきかの優先順位をつけ、ユーザーにとって価値のあるコンテンツを制作していくこと。同時に、「SEARCH WRITE」のキーワード分析ツールを活用しながら、すでに検索結果に「Kimini英会話」のWebページが表示されるキーワードについては、さらに順位を上げるための修正を施していった。さらにPLAN-Bは、Webサイトの内部リンクの設計など、コンテンツ以外のSEO上の課題を洗い出し、改善の提案を進めていったという。

画像 改善後の「Kiminiオンライン英会話ブログ」
改善後の「Kiminiオンライン英会話ブログ」

記事の制作や修正の際のアドバイスについても「SEARCH WRITE」上でのやり取りに一本化。Glatsの山路氏は、「メールなどでのやり取りと比べ、タスク単位でコミュニケーションできると作業がスピーディーに進みます。企業間での連携も強化され、とても良いと思います」と話す。記事制作やSEOに関するあらゆるタスクは「SEARCH WRITE」で管理しているという。

「メールなどでのタスク共有は、認識に齟齬が生じることもある」と話すのは、PLAN-Bの久保田美咲氏だ。記事作成だけが業務のすべてではない中、順位などの実績の確認や、タスク管理といった「業務遂行のための業務」をいかに省力化するか。それが着実に施策を進めていく上で、重要なポイントだ。分析やタスク管理だけでなく、そこにコンサルティングが合わさることで、記事の構成やどのようなキーワードを狙っていけば良いかが的確にわかるようになる。

「一緒に議論ができるようになったので、分析から施策実行までが非常に行いやすくなりました。結果としてコンサルティングとツール、どちらも導入できるSEARCH WRITEコンサルティングプランにはとても価値を感じています」と話す山路氏。今後も、「Kimini」では、「英語学習の方法のほか、レッスン中に覚えられないもの、講師に質問できないことなど、会員はもちろん、まだサービスを利用していないユーザーにとっても役立つような記事を増やしていきたい」という。

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株式会社PLAN-B
URL:https://searchwrite.jp/