動機づくり=ストーリープロトタイピング(物語試作)

前回

は、AI時代を生き抜くための考え方として、「競争」ではなく「共創」の考え方をするためには「動機」が大事である、という話題を取り上げました。

今回は、まずその「動機」について、考えていきたいと思います。

動機と物語

結論から言うと、

「動機」=「ストーリーテリング」の力

というのが、今回僕が言いたいことです。

ストーリーテリングというと、プレゼンテーションなどで相手にうまく伝えるための力、と認識する方も多いかと思います。もちろん、それも含みますが、ここでは「想像」をカタチにしていく力、も含んでいます。

それは、まだ存在しないけど、未来のありたい姿を「想像」する力。

だれでも、子どもの頃は様々な制約が少ないので、自由に「想像」してたかと思います。

ところが大人になると、色々なバイアスや羞恥心、社会的な制約などがあって、だんだんその想像する余地が少なくなる…そう思われる方は多いのではないでしょうか?

僕は、必ずしもそうとは言えないと思っています。

その理由としては、

「よいアウトプットは“物語”る!」

そう確信しているからです。

よいアウトプット(成果物)というのは、必ずと言っていいほどそのアイディアの“ストーリー”が明確で分かりやすく、面白いことが多いと思います。

続きを読むには無料会員登録が必要です。

残り 1370 / 1854 文字

KAIGI IDにログインすると、すべての記事が無料で読み放題となります。

登録に必要な情報は簡単な5項目のみとなります

「AdverTimes. (アドタイ)」の記事はすべて無料です

会員登録により、興味に合った記事や情報をお届けします

中原大介
中原大介

帝京平成大学人文社会学部専任講師、慶應義塾大学 SFC研究所上席所員、東京工科大学メディア学部兼任講師。専門は、インタラクションデザイン、デジタル教育、SFプロトタイピング。最先端のAIテクノロジーの社会実装、産学官民共創による教育エコシステムの研究に取り組んでいる。近著『一般教養としてのプログラミング』(SBクリエイティブ、2023年)。

中原大介

帝京平成大学人文社会学部専任講師、慶應義塾大学 SFC研究所上席所員、東京工科大学メディア学部兼任講師。専門は、インタラクションデザイン、デジタル教育、SFプロトタイピング。最先端のAIテクノロジーの社会実装、産学官民共創による教育エコシステムの研究に取り組んでいる。近著『一般教養としてのプログラミング』(SBクリエイティブ、2023年)。

この記事の感想を
教えて下さい。
この記事の感想を教えて下さい。

このコラムを読んだ方におススメのコラム

    タイアップ