【2024年版】デジタル広告頭打ち!今こそ本気のSEO対策 事業会社マーケターが考えるSEO対策

マーケティング、デジマ、クリエイティブにかかわる素朴な疑問・お悩みを解決します!「AdverTimesの基本用語解説」、今回は「SEO対策」篇です。
イメージ SEO対策

最近デジタル広告での成長が頭打ちになった、という話をよく聞きます。背景には、デジタル広告がコモディティ化した結果の圧倒的な競争過多状態などがある気がします。何はともあれ、その結果として、再度成長を実現するために、オーガニックなチャネルであるSEOやSNS、CRMなどを取り組もうとしている人が周りにも出てきています(もちろんもともと一定程度取り組んでいたところが多いですが)。

この記事は、SEOが非常に重要な事業会社(大手メディア企業⇒大手専門小売企業)で、事業会社の中の人として10年以上SEO対策にかかわってきた筆者が、改めて事業会社のマーケティングの中で、SEO対策でチャネルとして検索エンジン経由のオーガニック流入数をどのように増やすか? について考察・解説するものです。

あくまで代理店目線ではなく、事業会社のメディア・サイト担当者として押さえておくべきSEOの用語・勘どころをお伝えする記事です。また、約28000文字と非常に長いですが、一通り事業側の担当が押さえておくべきポイントについて記述したので、気になる点、興味がある点、自社に関係する点だけ読むような形で使ってください。

序文の最後に、SEO対策は事業会社の中でやるとクリエイティブで非常に楽しいチャネルです。ぜひとも、楽しさの一端でも伝えられて、SEO対策に前向きになっていただければ嬉しいです。

■この記事の対象読者

・「今さらWebサイトの担当者になった」「SEO流入を伸ばす必要が出てきた」という事業会社のマーケター

・デジタル広告での成長が頭打ち、難しくなってきて新しい打ち手を考えている事業会社のマーケター

・SEO経由のトラフィックが半分以上を占める事業会社側の考え方を知りたいSEO代理店の中の人

avatar
上田 寛人

一橋大学法科大学院卒業後、2014年からリクルートにて提携集客・SEO担当、2018年からキタムラにてSEO含むデジタルマーケティングやDX全体を担当し、2023年にデジタル担当執行役員に就任。代理店ではなく事業会社側でSEOを10年以上経験してきた。現在は株式会社デジタルレトリバーにて、マーケティング全体の支援や、会社の資産を活かしたSEO対策・CRMなどのオーガニックチャネルの支援を行っている。

第1章: 事業担当者にとってのSEO対策とは?事業担当者として知っておくべき位置づけ

イメージ SEO対策

SEOとは、Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)の略で、日本ではSEO対策として20年以上前から徐々に広まってきました。事業・サイト運営上は、広告偏重の事業でない限り自然検索経由のトラフィックがトラフィック全体の半分以上を占めることが多いです。

次のページ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30
この記事の感想を
教えて下さい。
この記事の感想を教えて下さい。

この記事を読んだ方におススメの記事

    タイアップ