電通が「気候変動インパクト」を調査、「今後5年間で影響が強まる」と考える生活者は8割

電通グループは3月11日、「気候変動インパクトに関する生活者調査」の結果を発表した。2021年から調査を行ってきた「カーボンニュートラルに関する生活者調査」をアップデートしたもので、2025年12月9日から11日にかけて全国15~79歳の1万人を対象に実施した。

気候変動の影響が強まると考える人は8割超

今後5年間で気候変動の影響が強まるかどうかを尋ねる調査では「そう思う」「どちらかといえばそう思う」と回答した人は全体の82.3%を占めた。世代別では、70代(91.2%)、15~19歳(87.6%)での比率が高く、20代(73.1%)が最も低くなった。

「Q.あなたは、今後5年間で気候変動の影響が強まると思いますか」への回答結果。

「気候変動の影響で生じる災害のうち、怖いと感じるもの」に関する調査では、「異常高温」(73.9%)、「豪雨」(64.9%)、「台風」(64.1%)が上位となった。

「Q.気候変動の影響で生じる災害のうち、怖いと感じるものを全てお知らせください」への回答結果。

気候変動が外出にもたらす影響を調査する質問では「外出が減る」と回答する人は53.1%と過半数を超えた。特に70代では65.1%が「減る」と回答し、全体よりも12.0ポイント高い結果となった。

「Q.今後5年間、気候変動の影響であなたの外出頻度はどのように変化すると思いますか」への回答結果。

気候変動が生活に与える影響、トップは「エネルギー」

今後5年間で、気候変動の影響で変化が生じそうな生活カテゴリについての調査では、「電気やガスの利用のこと(エネルギー)」(49.8%)が最も回答数が多かった。具体的には、「夏が暑くなるので、冷房をたくさん使う」「電気代が上がるので、生活費が増える」といった回答が多数を占めた。

「Q.今後5年間で、気候変動の影響であなたの生活において変化が生じそうなものを全てお知らせください」への回答結果。

「食べるもののこと(食べ物)」(47.1%)、「体や心のこと(健康・病気)」(44.8%)がこれに続いた。特に「食べ物」「家事」など、生命維持や生活基盤に近いカテゴリについては50代以上の回答が多くなっている。対して10~40代では、「仕事や勉強」「娯楽」など、余暇や自己実現に関わるカテゴリでの回答が目立った。

性別ごとにみると、「美容」など外見に関わるカテゴリは女性が、「地域」など社会システムに関わるカテゴリは男性が多いという傾向がみられる。

advertimes_endmark

この記事の感想を
教えて下さい。
この記事の感想を教えて下さい。

この記事を読んだ方におススメの記事