3月10日、Netflixシリーズ実写ドラマ版『ONE PIECE』のシーズン2が配信開始された。それに伴い、多面的なプロモーションが展開されている。
Netflixシリーズ『ONE PIECE』は、原作者の尾田栄一郎氏がエグゼクティブプロデューサーとして参加している実写ドラマ版。2023年8月に公開されたシーズン1では、原作漫画の初期エピソードを忠実になぞる形で物語が展開された。この度のシーズン2は「INTO THE GRAND LINE」という副題の通り、「偉大なる航路(グランドライン)」を舞台に怒涛の展開が繰り広げられる。
公開開始にあわせて、東京・渋谷でのアンビエント広告と、江ノ島電鉄での広告ジャック、東京・名古屋・大阪エリアでの交通広告を展開。施策のねらいについて、クリエイティブディレクターを務めた電通の加我俊介氏は「シーズン1からの継続視聴はもちろん、シーズン2を起点にさらなる視聴者の裾野拡大を目指しました。テーマは、『広がる漫画世界を現実世界に出現させる』こと。デバイスの枠を飛び越えて、この漫画の世界を現実世界に侵食/出現させていくことで、驚きや感動を入口に原作の記憶を呼び覚ましながら、その記憶を実写版の視聴意欲に接続できないかと考えました」と説明する。
まず3月10日から16日にかけて、渋谷に高さ8メートルの巨大な「ラブーン」を出現させた。
高さ8メートル、大迫力のラブーン。
ラブーンとは “西の海” に生息する世界最大のクジラ。「戻ってくる」と言った海賊との約束を信じ、50年以上「双子岬」で待ち続けている。物語ではルフィと “戦いの約束” を交わし、再会を誓う。
「世界的に人気のあるONE PIECE、渋谷109の対岸という絶好の立地もあり、渋谷に訪れる観光客の撮影スポットとして機能した」と加我氏。
制作を手がけたカイブツのアートディレクター 木谷友亮氏は、過程についてこう振り返る。「屋外空間では、背景が抜けていたり、左右に建物などの比較対象物が存在したりするなどするため、4メートル程度の高さでは想像ほど大きく見えず、驚きやインパクトを生みにくい。そこで条例などの制約の範囲内で可能な限り高さを確保し、視覚的なインパクトを生み出すことを最も重視しました。また対象を大きく感じさせるためには、高さだけでなく、体積も重要な要素となります。そこで敷地を有効に活用し、高さと体積の双方を十分に確保できるラブーンのポーズについて、事前のCG検証を通じて注意深く検討を重ねました」。
続いて3月9日からは、江ノ島電鉄で広告ジャックを展開。車体全体をルフィたちの船「ゴーイングメリー号」のようにラッピングしたほか、鎌倉駅・江ノ島駅・藤沢駅の主要駅では、「ローグタウン」「リトルガーデン」「ドラム島」と、登場する各島にちなんだ装飾を行っている。
江ノ電の車両外観。「ゴーイングメリー号」をイメージ。
江ノ電車内の様子。広告ジャックを展開しているほか、足元はまるで海が透けて見えているかのようなデザインに。






