提案と同時に啓発活動も展開
4月1日から、自転車の交通違反に反則金を科す「交通反則通告制度(青切符)」が始まる。イヤホン装着時の運転も改めて注目を集めており、周囲の音が十分に聞き取れる状態であれば、イヤホンを装着していても直ちに違反とはならない。このため、耳を塞がない骨伝導タイプなど、オープンイヤー型を訴求する動きが活発化している。
一方で、オープンイヤー型イヤホンであっても、周囲の音が聞き取れない状態であれば違反となる可能性がある。そのため、同時に注意喚起を行う販売店や企業も多い。
Shokzのオープンイヤー型イヤホン
今回の制度導入で関心を集める論点のひとつが、イヤホン装着時の自転車運転の扱いだ。イヤホンを付け、周囲の音が聞こえない状態での運転は、すでに全都道府県で禁止されている。一方、片耳のみのイヤホン装着や、耳を完全に塞がないオープンイヤー型イヤホンなど、周囲の音や声を十分に聞き取れる状態であれば、直ちに違反とはならないとされる。
骨伝導イヤホンなど、耳を完全に塞がないオープンイヤー型は周囲の音が聞こえやすいとされるため、今回の制度改正を機に、そこに着目する企業も増えている。
ハンズは、「青切符」導入に向けたおすすめ自転車アイテムの特設コーナーを各店で展開している。その中で、耳を塞がず、周囲の音を聞きながら走行しやすいワイヤレスイヤホンも訴求。一方、プレスリリースでは、「骨伝導やオープンイヤー型であっても、音量や周囲の音の遮断状況によっては取り締まりの対象となる」と説明している。
EC事業を手がけるL&Lライブリーライフは、通販ストアで骨伝導ワイヤレスイヤホンの新モデル「LX05骨伝導イヤホン」を発売した。耳を塞がずに音を伝える骨伝導技術を採用し、車の接近音や信号音など、外部の環境音を自然に把握しやすい設計を特徴とする。同社は市場背景として「青切符」制度を掲げ、耳を塞がない骨伝導設計を訴求している。
ガジェット商品の販売を手がけるtonexも、青切符制度の開始を見据え、耳を塞がない「オープンイヤー型」への注目を打ち出している。騒音をカットするAIノイズキャンセリングイヤホン「M1 PRO」の先行販売を3月26日に開始。独立AIチップと専用マイクによるENC技術を採用した製品で、マイクをマグネットで装着することで周囲の雑音を抑制し、会話時には話者の声をクリアに抽出する設計だ。
