トゥンクトゥンクは「ポストミャクミャク」になれるか 検索トレンド比較で見えた人気形成の差

大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」が閉幕後も人気を保つ中、新たに注目を集めているのが、2027年に横浜市で開かれる国際園芸博覧会「GREEN×EXPO 2027」の公式マスコット「トゥンクトゥンク」だ。ミャクミャクとは公式に「友人同士」とされ、コラボグッズや共演イベントも展開されていることから、トゥンクトゥンクはミャクミャク人気を追い風に話題を広げている側面もあると見られる。一方、GREEN×EXPO側は独自の魅力を打ち出す方針も掲げている。

2月19日に東京・丸ビルで実施した、「大阪・関西万博 メモリアルキャラバン 未来につなぐ万博展」の出発式の様子

2月19日に東京・丸ビルで実施した、「大阪・関西万博 メモリアルキャラバン 未来につなぐ万博展」の出発式の様子

トゥンクトゥンクは「ポストミャクミャク」となれるのか。AdverTimes.はGoogleトレンドや過去の取材内容をもとに、ミャクミャクとトゥンクトゥンクの人気の推移や性質を比較した。

発表当初から敬称で呼ばれていた「ミャクミャク」

「ミャクミャク」で検索したGoogleトレンドの結果(2022年3月1日~2022年12月30日)

「ミャクミャク」で検索したGoogleトレンドの結果(2022年3月1日~2022年12月30日)

ミャクミャクは、大阪市此花区の夢洲で開催された「2025年日本国際博覧会」(大阪・関西万博、4月13日~10月13日)の公式キャラクター。1898点にのぼる一般公募作品の中から、デザイナーで絵本作家でもある山下浩平の案が採用され、2022年3月22日にデザインが公表された。デザインのモチーフは「細胞と水」。その後、同年7月18日の開幕1000日前イベントで、愛称「ミャクミャク」が発表された。

発表当初から、その独創的な見た目は強い話題を呼んだ。好意的な声だけでなく、「怖い」「気持ち悪い」といった反応まで含めて拡散していった。

Googleトレンドを見ると、2022年の段階では、愛称が発表された7月に検索ピークを迎えたものの、その後は低空飛行が続いていた。一方で、同年の検索上位には「ミャクミャク様」という敬称付きのワードが並んでいた。当時の報道では、これを「ポジティブな捉え方をされている結果」と分析する記事もあり、すでに一定の評価を得ていたとみられる。

2022年3月1日~2026年3月26日の期間での検索結果。2025年4月に検索量が急増していることが分かる

2022年3月1日~2026年3月26日の期間での検索結果。2025年4月に検索量が急増していることが分かる

検索量が激増したのは、大阪・関西万博の開幕日である2025年4月13日だった。その後、一時的に関心は落ち着いたものの、夏休み期間に入る8月以降は再び上昇に転じ、閉幕時にピークを迎えた。この動きは「関西万博」「大阪・関西万博」というキーワードでも同様の傾向が見られたが、8月以降の盛り上がり方や、閉幕後もなお一定の検索数を維持している点は、「ミャクミャク」特有の現象といえる。

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