共同通信社が発行している『世界年鑑』が、3月31日発売の『世界年鑑2026』を最終巻として休刊する。1949年に発刊、国際社会の現状を伝えようと毎年発行されてきたが、78年の歴史に終止符を打つことになった。
同社によると、『世界年鑑』は国際問題を学び、伝えるための基礎資料としての役割を長年にわたって担ってきたが、昨今では、ネット上に無料の百科事典が登場するなど新たなコンテンツが増えたことを受け、「78年の歴史に幕を下ろすことにいたしました」としている。
ネット上では、「上書きしたり消したりできるネット情報ではなく、出版物として物理的に存在させる意味はあると思う」「書籍出版のコストが半端ないレベルに達してしまった」などのコメントも。
雑誌などの紙媒体をめぐっては、デジタル端末の普及や原材料費の高騰、輸送コストの上昇などを理由に休刊したり、新聞では夕刊を一部地域で廃止したりといった動きが相次いでいる。

