スイスの食品大手ネスレは、ヨーロッパで同社が製造販売する菓子「キットカット」が40万個以上、約12トン分がトラックから盗まれたと発表した。同社によると、イタリア中部にある工場からポーランドに輸送する途中で盗まれたという。その盗難のニュース自体も話題になったが、その後の、ネスレの「うまい返し」が海外で話題をさらった。
Regarding recent press coverage pic.twitter.com/Huh4EnFV2J
— KITKAT (@KITKAT) 2026年3月29日
キットカットの公式アカウントがXに投稿した公式声明
盗まれたのは、F1をデザインした特別仕様のもので、計41万個以上。ネスレは、車両と積み荷は現在もわかっておらず、地元当局やサプライチェーンの関係先と連携して捜査を進めているとのこと。盗まれた商品には、いずれもパッケージにロット番号が記載されており追跡できるため、該当する商品を見つけた場合は同社に連絡するよう呼びかけている。
ネスレの代表的な商品「キットカット」
その事件を受けてネスレが出した声明が話題になっている。
ネスレは、キットカットの「Have a break, Have a KitKat」のブランドスローガンを持ち出し、「これまでずっとキットカットでブレーク(休憩)を取るよう勧めてきたが、犯人たちはそのメッセージを文字通りに受け取り、12トン超えのチョコレートとともにブレーク(逃走)してしまったようだ」とコメント。その上で、「(キットカットを盗んだ)犯人たちのセンスの良さには感心するが、貨物の窃盗はあらゆる規模の企業にとって深刻な問題であることに変わりはない」と声明で述べている。

