立川バスは4月1日、同社福生営業所にて2026年度新入社員の「青空入社式」を実施した。式典では、サンエックスが製作を手掛けた新公式キャラクター「にゃちかわさん」が、新入社員のひとりとして初披露された。
サンエックスによる初の「総合プロデュース」
「にゃちかわさん」は、サンエックスが企業のオリジナルキャラクターを製作・支援するプロジェクト「サンエックス キャラプロフレンズ」の一環として誕生した。本件はキャラクターの企画・ビジュアル開発のみならず、PR設計やサイト製作、EV路線バスのデザイン等を含めた総合プロデュースを一貫して手掛けた初の事例。2月4日に公開されたティザーサイトを経て、今回の入社式で着ぐるみとしての “実体” がお披露目される運びとなった。
「小さいころからバスが好きだったので入社したにゃん」
“立川バスで働く猫のような謎の生き物” であるにゃちかわさんは、「小さいころからバスが好きだったので入社したにゃん」とコメント。4月1日付で運輸部旅客サービス課に配属され、今後は営業および広報活動に従事する予定だ。
誕生日は10月20日。デザインには立川バスの伝統的な赤・白の配色が取り入れられた。「にゃー」と開けた口とほっぺの造形で「立川」の文字を表現しているほか、電気バスのようにしっぽの先を開けて充電できるという特徴を持つ。
4月1日にオープンした特設サイトでは、詳細のプロフィールやギャラリーも公開されている。
将来の夢は、“安心安全にお客さまを運ぶ「バスの運転士」”とのこと。
着ぐるみ化に込めた狙い
公式キャラクターの製作の背景には、キャラクターを通じた利用者とのコミュニケーション強化がある。また、“実体化” によりバス関連のイベントや自治体主催のイベント等に参加することで、バス利用の促進や地域住民への親近感向上を図る狙い。「ゆるキャラグランプリ」のナンバー1獲得も目指す。
お披露目されたにゃちかわさんの着ぐるみとラッピングバス。
同社では2007年より、サンエックスとのタイアップにより「リラックマ」や「すみっコぐらし」などのキャラクターラッピングバスを継続して運行してきたという経緯もある。運輸部旅客サービス課 課長代理の渡邉道子氏は「サンエックス社の監修を受け、製作過程で大きな苦労はなかった」と振り返る。一方で、キャラクターの実体化については「立案から完成までには相応の時間を要する」とし、周年事業などでの活用を見据える場合は、早期からの計画が重要になるとの認識を示した。
深刻な運転士不足解消への一助に
4月1日からは、EV路線バスのデザインを「にゃちかわさん」と立川バスの伝統カラーである赤・白を基調としたデザインに一新。今後導入される車両については、座席シートも「にゃちかわさん」仕様へと変更される。さらに車体全面にキャラクターを施した「にゃちかわさんラッピングバス」も運行する。
にゃちかわさんラッピングバス。「ハイブリッドバス」の表記も、キャラクターの世界観に合わせひらがなの柔らかなフォントが採用された。車内外の随所ににゃちかわさんの姿が。
EVバスのデザインも一新。
すでに社内からも「ぬいぐるみが欲しい」といった要望が多数寄せられており、今後はグッズ販売による売上貢献も視野に入れているという。
「暗いイメージを持たれがちなバス事業を明るいキャラクターで盛り上げることで従業員の採用増につなげ、安定したバス事業を運営していくことにより、地域の皆様の足を守っていきたい」と、渡邉氏は今後の展望を語った。
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