AI時代だからこその、人間味
IKEAのグローバルマーケティング戦略・統合メディアディレクターであるドロテ・ガルドン氏は、6月30日に公開された『Euronews Culture』の取材記事「IKEA’s Dorothée Gardon on AI, the viral Punch moment and brand control in the social media age」において「AIは業務改善のためには積極的に使うが、クリエイティブの源泉としては使わない」と明言しています 。
AIによって生成された過剰なコンテンツが世に溢れる現代 。「AIにはつくれない、人間の手によるもっとすごいものをつくろう!」という熱量の高い作品は、今年のカンヌでもたしかに目立ちました 。しかしIKEAは、さらにその先を行き、「人間とは何か?」に愚直に向き合い、「ブランドと人との嘘偽りのない接点」を突き詰めていました 。
「Made for life」も「Wherever life goes」も、共通するキーワードは「Life(人、人生、生活)」です 。AI時代に人々の心に深く響く表現とは、結局のところ、誰よりも「人のこと」を考え抜いたものなのかもしれません 。
2026年のレポートは以上です。
最後に、今年のカンヌを経て「誰かとぜひ語り合いたい!」と思ったトピックを書き残しておきます 。どれか一つでもピンときた方、ぜひお話ししましょう!
●「本編よりメイキング(Behind the scenes)の方がグッとくる現象」、これって一体なんて呼べばいいんですかね?
●これがグローバル版の「九州新幹線開業CM」かも? 広告が流れた“その後”の空気感までコンテンツにした、Appleの「Bad Bunny Halftime Show Campaign」の素晴らしさを語り合いたい(ぜひ応募リールを探してみてください)。
●CM枠で広告を流すのではなく、世の中に“事件”を起こし続けるCoinbaseの「Everybody Coinbase」。大好きな施策なのですが、もし日本でやるならどんな楽曲がハマるでしょうか?
Coinbase「Everybody Coinbase」。
●GUCCIのCMの言語化できない良さ。特に「LIDO」篇。
監督やプロデューサー、CMプランナーの皆さんの感想をぜひ聞いてみたいです 。
「The Gucci Lido Campaign」。
●今年一番「アホで最高だな!」と思ったのはSkittlesの「Gaming Flute」。
こういう枠にとらわれない仕事を、もっと日本でも仕掛けていきたいなと思いました 。
@skittles Watch @pointcrow ♬ original sound – Seyram Parku
Skittles「Gaming Flute」。
今年もありがとうございました!
