大阪コピーライターズ・クラブ(OCC)は7月、優れた広告アイデアを称える「OCC賞2026」の受賞作品を発表した。最高賞であるOCCグランプリには、古川雅之氏(電通 Creative KANSAI)による大日本除虫菊のムエンダーシリーズのラジオCM「思春期スケッチ『お釣り』『キスマーク』『舌打ち』『壁の穴』」が選出された。
受賞作「思春期スケッチ」は、思春期特有の複雑で多感な日常のワンシーンをユーモラスかつ絶妙な視点で捉え、害虫対策商品のメッセージへと着地させたラジオCMシリーズだ。
大日本除虫菊/ムエンダーシリーズ/
思春期スケッチ「お釣り」篇
父・母 :『思春期スケッチ』
母:タクちゃん?(ガチャ)タクヤ
息子:…なに?
母:なんで何回も呼んでんのに返事をしないの?お母さん何回も
息子:音楽聞いてんねん。なに?
母:ゴキブリがでたの
息子:は?
母:こんなにおっきいゴキブリが出たのよ今
息子:はぁ…おれ、いま、反抗期やねん。そんなん知らんわ
母:ゴキブリムエンダー買ってきて。部屋中丸ごと退治できるやつ。
息子:えーいま?
母:いまよ。いるんだからゴキブリ
息子:いまは無理
母:駅前のドラッグストアまだあいてる、晩ごはんハンバーグだから。急いで
息子:知らんわ
母:はいお金
息子:まじか
母:お釣ちゃんと返してよ
息子:…
母:お釣りちゃんと返してよ
息子:何回ゆうねん
母:反抗期はお釣りをちゃんと返さないから
息子:はぁ?
M:♪〜
NA(母):そうして反抗期の息子は、金鳥のゴキブリムエンダーを買いに行ってくれました。
タクちゃん、ありがと。
NA:使用上の注意をよく読んで、正しくお使いください。
最高新人賞には高津颯真氏(東急エージェンシー)による、日本地雷処理を支援する会の広告「地雷は、終戦を知らない。」が選ばれた。終戦後も残る地雷の脅威を鋭いコピーで社会に訴えかけた内容となっている。

