YouTuberのHIKAKINが手掛ける茶飲料ブランド「ONICHA」が、累計2000万本を突破した。第1弾の「ONICHA 麦茶」は、子どもやこれまで麦茶をあまり飲んでこなかった人にも手に取ってもらえる「ワクワクする麦茶」を目指して開発され、4月21日に全国のセブン‐イレブンで発売。青い鬼のキャラクター「おにっぴ」や、ラベルを剥がすと運勢が分かる「鬼みくじ」など、飲む以外の体験も盛り込んだ。これまでの麦茶に続く新たな商品として、10月3日に新商品「ONICHA コーン茶」が発売される。
「ONICHA 麦茶」
2000万本突破が発表された一方、SNSでは「動画を見ている人が買うから売れる」とHIKAKINのファン層による購買を指摘する声や、「セブンにはよく行くのにONICHAを知らなかった」といった反応も見られる。発売後には「びっくりするくらい売れ残ってる」「普通に売ってた」といった投稿もあり、公表される販売本数と生活者の“売れている実感”にはギャップもあるようだ。
実は、ONICHAの売れ行きを疑問視する声が出たのは今回が初めてではない。発売直後、HIKAKINが「出荷本数700万本突破」を発表すると、SNSでは「売れてるのじゃなくて、セブンイレブンのオーナーが在庫を持たされているだけ」といった声が上がり、「出荷」と「実売」の違いを指摘する反応が相次いだ。
では、ONICHAは本当に売れているのか。販売実績や購入者層をひも解くと、ONICHAが単なる「HIKAKINのファンアイテム」とは異なる売れ方をしていることが見えてくる。
1600万本は「出荷」ではなく実売
「ONICHA 麦茶」は六条大麦と二条大麦を使用した麦茶。発売後2週間で販売本数700万本を超え、ほどなく品切れになった。6月の再入荷後には1000万本を突破し、7月時点でさらに600万本を上積み。累計販売本数は7月時点で1600万本を突破した。
HIKAKINが設立し、商品やブランド、コミュニティーの開発を手掛けるBEEは、1600万本について、流通への「出荷数」ではなく、店頭で消費者が購入した「実売本数」だと明かしている。
