博報堂コンサルティングは27日、シンガポールのコンサルティング会社「WATATAWA」社と5月に業務提携を締結したと発表した。アジア市場および日本市場における、ブランド・マーケティング戦略のコンサルティングサービスを共同で提供する。
両社の日本企業のニーズを捉えた博報堂コンサルティングの知見と、WATATAWA社のアジアでの経験やノウハウを組み合わせたサービスとするほか、企業ビジョンや価値観を社内に共有していくエンブロイヤーブランディング、インターナルブランディングなどのニーズにも対応する。
WATATAWA社のCEO、Bill Rylance氏は、今回の提携にあたり以下のようにコメントしている。日本企業が商品やサービスの技術面で差別化し、優位性を重視してきたことに触れたうえで、「今後さらにエモーショナルな共感を得る戦略的なアプローチが必要。博報堂がコンサルティングが掲げる生活者視点と事業者視点の両立こそ、不可欠な発想」と指摘している。
博報堂グループは、2014年度から18年度の中期経営計画において、「統合マーケティング・マネジメント力で、得意先の事業価値を向上する、世界一級のマーケティング・カンパニー」の実現を目標としておる。本提携は、アジアを中心とした新興国でのビジネス・ネットワーク体制の強化のための施策の一環となる。
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