ビルの谷間に、響き渡る僧侶の声明―。南海電鉄と高野山真言宗総本山金剛峯寺が実施する期間限定のイベント、「高野山カフェ」の一幕だ。東京にいながら、気軽に高野山への旅気分を味わってもらい、観光客誘致につなげるのが狙いで、8月28日から10日間限定で新丸ビルにて開催されている。
「高野山カフェ」は今年9年目となるイベント。今年は、弘法大師空海が高野山を真言宗の修行の道場として定めてから1200 年の節目の年を迎えたことを受け、さらに高野山を体感できるコンテンツを用意した。
例えば、気軽に僧侶と話せる 「高野山ライブトークイベント」や、高野山の絶景写真などの展示のほか、屋外テラスでそよ風を感じながらの「青空写経」 体験、東京駅や高層ビル群を背景に僧侶が語る「トワイライト声明ライブ」などが開催されている。
イベントには、60代以上のほか、20、30代の仕事帰りの参加者も多いという。開催は9月6日まで。
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