豊富なラインナップで競合と差別化
日清食品は5月7日、同社が手掛ける完全栄養食「完全メシ」を提供する設置型社食サービス「完全メシスタンド」の本格提供を開始した。電子レンジで料理できる冷凍食品「完全メシDELI」が入った冷凍ショーケースをオフィスに設置する。働き方の多様化によって、柔軟な利用が可能な社食サービスの需要は増加しており、「完全メシ」の提供によって企業の働き方改革と健康経営の両面を支援する狙いだ。2023年2月に先行スタートしており、2024年3月末時点で23企業に31台導入している。

様々なプランを用意しており、1000人以上の大規模オフィスから10人未満の少人数オフィスまで対応。1食あたり500円(税込)で、電子マネー端末で支払い可能で管理の手間がかからない点も強み。三菱商事などが導入しており、ランチのタイミングを計ることが難しい場合でも、時短と栄養バランスを両立できる点が好評だ。
働き方の多様化や物価高騰で弁当を持参する人が増えたことで、社員食堂の利用は減少傾向。オフィススペースの課題で社員食堂を設置できない企業も多い中、時間や場所にこだわらずに様々な場所で食事が可能な「社食サービス」が注目を集めており、弁当を届けるデリバリーサービスのほか、オフィス内に冷蔵庫などを設置するサービスが増えている。
競合サービスとの差別点として、広報担当は「かつ丼やオムライスなど多彩なメニューを用意していること」と話し、10種類以上の豊富なラインナップが生きるとしている。今後も新メニューを次々に用意し、普及拡大につなげる考え。「『完全メシスタンド』で、健康経営の推進に欠かすことのできない職場での食生活改善を支援していく」と意気込みを語った。
2022年に発売した「完全メシ」は、「日本人の食事摂取基準」で設定されたビタミン・ミネラルなど33種類の栄養素を含み、主要な栄養素がバランスよく適切に調整された「最適化栄養食」として、日本最適化栄養食協会から認証を受けている。2024年3月末時点の累計出荷数は2300万食を突破した。

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