“関わりたくない”とまで言われる商材をどう売るか カードローンCMに込めた苦心、レイクが狙う「嫌われにくい金融広告」

新生フィナンシャルは5月25日、カードローン「レイク」のCMシリーズ「レイクのアレ」の最新作「スーパー銭湯」篇を公開した。出演するのはお笑いコンビ千鳥の大悟、ノブと、野性爆弾のくっきー!。コント仕立ての印象的なCMの背景には、「できれば関わりたくない」と感じられやすく、口コミによる広がりも期待しにくいカードローンならではのコミュニケーション戦略がある。

「レイクのアレ」最新作「スーパー銭湯」篇

「レイクのアレ」最新作「スーパー銭湯」篇

「レイクのアレ」は、くっきー!がレイクの“アレ”の正体を突き止めようと、千鳥の2人に迫るシリーズ。2025年には「スタジオ収録」篇や「ロケ番組」篇、2026年4月には外国人観光客に扮したくっきー!が登場する「インバウンド」篇を公開した。

最新作の舞台はスーパー銭湯。露天風呂でくつろぐ大悟とノブの背後から、岩に扮したくっきー!が“岩男”として突如現れる。前回の「インバウンド」篇に続き、くっきー!が「レイクのアレ」の正体を突き止めようと千鳥に詰め寄る構成だ。

CMでは、露天風呂で日頃の疲れを癒やす千鳥に対し、周囲の入浴客たちが「レイクのアレってなんじゃ?」と問いかける。その背後で突如として岩が動き出し、そこに隠れていたくっきー!が現れる。「レイクのアレってなんじゃい!」と迫るくっきー!に、ノブは「来んでえぇ、来んでえぇ!」と制止する。

その後、風呂上がりにマッサージチェアに座る“岩男”くっきー!に遭遇する場面も描かれる。神出鬼没に現れるくっきー!と、たじろぎながらも的確にツッコミを入れる大悟、ノブによるテンポのよい掛け合いが、30秒のCM全体をコントのように展開させている。

「広告は見られない」前提で、正体探しの構成に

新生フィナンシャル 常務執行役員 事業推進本部長 兼 CMOの和泉隆則氏は、カードローンについて「多くの方にとって日常的には無関心であり、できれば関わりたくないと感じられている商材」と説明する。情報があふれる中で、広告そのものも「見られない」「見たくない」ものになりつつあり、ストレートなメッセージや機能説明だけでは生活者に届きにくいという課題感があった。

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