BTSがグラミー賞へのエントリー「見送り」 アジア部門の新設に反発か 彼らの想いとは

韓国の人気グループBTSは7月29日、2027年2月に米ロサンゼルスで開かれるグラミー賞に楽曲をエントリーしないと発表した。同賞がアジア系を対象にした部門を新設したことに対し、反発の意を表明したとみられる。

BTSは7人のメンバー全員がインスタグラムに「今年はグラミー賞にエントリーしないことを決めた」とする声明を投稿。「地域や言語で分断されるのではなく、音楽は音楽として聴かれ、愛されることを願っている」としている。

BTSのメンバーJinが投稿したInstagramのストーリーズ

BTSのメンバーJinが投稿したInstagramのストーリーズ。「私たちは今年、グラミー賞に出品しないことにしました。音楽が地域や言語で分断されるのではなく、音楽そのものが聞かれ、愛されることを願っています。いつも支えてくださるアーミー(BTSのファンのこと)のみなさん、全ての方に感謝申し上げます」と記されている

グラミー賞を主催するレコーディング・アカデミーは、2027年からJ-POPなどを対象とする「最優秀アジアン・ポップ・ミュージック・パフォーマンス」部門の新設を決定。J-POPやK-POP、C-POP(中国語圏のポピュラー音楽)などアジアの言語作品を使う楽曲を対象としている。一方、韓国メディアによると、アジア部門の新設は「グラミー賞の本賞受賞を遮る試みではないか」とも指摘されており、今回のエントリー見送りは、事実上の抗議の意とみられている。

BTS

韓国・聯合ニュースによると、BTSが今年3月にリリースしたアルバムに収録されている曲「Aliens」は、世界で活躍するBTSが韓国人としてのアイデンティティーに対する思いなどを歌った曲。「自分たちだけの基準を作りながら前へ進んでいく」という意志や、「私たちの異なる姿や考え方こそが特別さだ」とのメッセージが歌詞に込められており、BTSの成功に疑いの目を向ける欧米の主流音楽市場に対する皮肉交じりの、「目ばかりがやたら大きいお前たちが言うには」というフレーズも含まれているという。

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