世界の広報・PRパーソン400人が今、考えていること
前田圭介(アソビバ CEO/ラ・クレタ 代表取締役)
サッカー選手として19歳でイタリアに渡り、ウンブリア州ペルージャにあるセリエDのチームでプレー後、中田英寿氏のスポーツマネジメントで有名なサニーサイドアップで広報・PRの実務経験を積む。その後、博報堂プロダクツ、インテグレートを経て、広報・PR、広告、マーケティングに関する多角的なキャリアを積んだのち、2012年に統合PRコミュニケーションサービスを提供するラ・クレタを創業。2019年にグローバルPR子会社のアソビバ合同会社を設立し現職。国内企業のほか、アメリカ、イギリス、スウェーデン、オランダ、イスラエル、シンガポール、インド、中国などの多様な海外クライアントのプロジェクト経験がある。
このコラムについて
グローバル視点で、日本の広報・PRパーソンの仕事はどのように進化していくべきか——コロナ禍を経て、グローバル基準の企業コミュニケーションを実現するためにはまず、現在の課題を知る必要があります。
本コラムでは、28カ国の多国籍企業(事業会社)に勤務する広報・PR担当者431人を対象としたグローバルコミュニケーションに関する調査「State of Global Communications and Marketing 2023」、そして世界各地で活躍するPRパーソンの声をもとに、広報・PR業務の課題を紐解きます。
この調査は、世界のPRエージェンシーネットワークで世界第10位(ホルムズレポート調べ)のIPREX(アイプレックス)が実施したものです。IPREXは独立系PRエージェンシーのグローバルネットワークで、62のパートナーエージェンシー(加盟企業)が、100カ国・地域をカバーしています。筆者がCEOを務めるアソビバ合同会社もその一員で、日本で唯一のパートナーとして参画しています。
主なトピックは以下を予定しています。
・アジア地域における広報・PRの難しさ
・グローバルの広報・PR課題
・企業とエージェンシーの付き合い方
・世界で進むテクノロジー活用
・ダイバーシティ&インクルージョンへの取り組みなど、
全6回にわたりお届けします。
-
PRパーソンのグローバル調査から見えた、世界の広報・PRの現在地
本コラム「世界の広報・PRパーソン400人が今、考えていること」も最終回となりました。本稿ではこれまでの5回を振り返りながら、今一度、要旨をまとめたいと思います。
-
新コンセプト「DEIB」とは? 2024年も世界で進むダイバーシティへの取り組み
2024年が始まりました、本年もどうぞよろしくお願いいたします。本コラムは残すところあと2回となりましたが、新しい年のスタート、新しい学びに役立てていただけると幸いです。
-
2024年も生成AIが世界を席巻、テクノロジーで広報・PR業務はどう変わる?
前回のコラムでは、独立系PRエージェンシーのグローバルネットワーク「IPREX(アイプレックス)」が実施したグローバル調査によるレポート「State of Global Communications ...
-
日本の企業はどんなPR会社と仕事をするべきか?
前回のコラムでは、独立系PRエージェンシーのグローバルネットワーク「IPREX(アイプレックス)」が実施したグローバル調査によるレポート「State of Global Communications ...
-
「広報・PRは経営陣に理解してもらえない仕事」悩みは世界共通なのか?
前回のコラムでは、独立系PRエージェンシーのグローバルネットワーク「IPREX(アイプレックス)」が実施したグローバル調査によるレポート「State of Global Communications ...
-
「アジアは最も広報・PRの難易度が高い」28カ国のグローバル調査で明らかに
はじめまして。PRエージェンシー「アソビバ合同会社」の代表を務める前田圭介と申します。世界にはさまざまなPR会社のグループがありますが、アソビバは独立系PRエージェンシーのグローバルネットワーク「IP...
-
28カ国を調査「世界の広報・PRパーソン400人が考えていること」コラム開始
11月から、前田圭介さん(アソビバCEO/ラ・クレタ 代表取締役)による新コラム「世界の広報・PRパーソン400人が今、考えていること」がスタートします。