——インモビの強みとは何か
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多くの広告配信事業者がPCからモバイルへと移行してきたのと異なり、当社では最初からモバイルを第一に事業を拡大してきた点が強みだ。さらにリッチメディア、ネイティブ広告、動画などモバイルにおける広告体験を変える、多様なフォーマットも整い、より効果の高いモバイル広告を展開できる環境ができている。
——米国・eMarketerの最新の調査によると、2014年の世界のデジタル広告費は前年比16.7%増の1400億1500万ドルにのぼり、くわえてデジタル広告の今後の成長のカギはモバイル広告であり、2014年は前年比84.7%増の320億7100万ドルにのぼるとの予測がある。
米国・eMarketer 最新の調査はこちら
現在の市場環境は私たちにとって、大きなチャンスと考えている。常にモバイルを第一に考えてきたので、モバイルに関するインサイトを熟知しているし、それが製品開発に生かされている。世界で7 億 5900 万人にリーチできるスケールとモバイルを熟知しているからこそ、開発可能となるイノベーティブな製品の掛け合わせが当社の強みと言える。
——インモビでは各国の事情に合った戦略を実行していく方針と聞いた。日本のモバイル広告市場ならではの特徴をどう見ているか。
日本はフィーチャーフォン時代からすでにネット接続の習慣が根付いていたが、さらにスマホへのシフトが急速に進んでおり、今後スマホ向けのリッチメディア広告の活用も広がると考えている。
私たちは動画やアニメーション、インタラクティブな要素を自由に組み合わせることが可能な、リッチメディア広告の制作を支援するプラットフォーム「InMobi Studio」をクライアント向けのサービスとして提供している。クリエイティブの最適化はキャンペーンを成功させる重要な要素の一つだ。そこで「InMobi Studio」には、クリエイティブサービスチームも在籍しており、制作委託まで請け負う体制も整えている。
