最後の最後まで、書き切る。「第53回 宣伝会議賞 女子会 駆け込み相談室」レポート

宣伝会議賞の締め切りが11月4日13時にせまる中、先日の「男子会」に続きグランプリを目指す女子を応援するため、「第53回 宣伝会議賞 女子会 駆け込み相談室」が10月16日に開催された。

登壇者はコピーライターの木村敦子氏(17)と竹田芳幸氏(POOL)。ふたりとも過去に協賛企業賞を受賞し、その後TCC新人賞も獲得している。初めて顔を合わせた数年前の宣伝会議賞 授賞式で、お互いに「最大のライバル」と認めあい、その関係が続く両氏。それぞれ異なる戦略を持ち宣伝会議賞に挑んでいたというふたりに、受賞を見据えたコピーの書き方を聞いた。

数を書くカギは、商品特性を複数見つけること

木村氏が初めて協賛企業賞を受賞したコピーは、明治製菓 アーモンドチョコレートの「どっちも主役。どっちも脇役。」。アーモンドとチョコレートを使っているという商品特性から、”アーモンドとチョコレートのどっちがメイン?”という切り口を見つけたことで生まれたコピーだ。

「商品を観察し、特性を複数見つけることで切り口が生まれ、多くのコピーを書けるようになります」と木村氏。「男子会」で登壇した阿部氏と同じく「質は量からしか生まれない。とにかく書くことでしか、良いコピーは得られない」と語りかける。量を書く際の注意点は、視野がせまくなりすぎてターゲットのメリットにならない、独りよがりな切り口を掘りすぎないようにすることだ。

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