12/1発売の『宣伝会議』2016年1月号では、「オンライン動画で変わる広告」を特集。
オンライン動画の活用が消費者とのコミュニケーション手段として欠かせなくなっている中で、各社の事例を中心に、オンライン動画の最新動向をレポートしています。
ここでは特集内の記事の一部を転載。近年動画が注目される理由について、3つの側面から探る。
オンライン動画の活用が消費者とのコミュニケーション手段として欠かせなくなっている中で、各社の事例を中心に、オンライン動画の最新動向をレポートしています。
ここでは特集内の記事の一部を転載。近年動画が注目される理由について、3つの側面から探る。
「動画マーケティング」という言葉が巷間で流通するようになってから、ずいぶんと経ちます。まず、大前提として、そういった状況のなかで、「◯◯マーケティング」という括りで動画を考えようとすると、物事の本質を見誤るように思います。とはいえ、マーケティング活動において、“動画”の果たす役割が大きくなっていることもまた事実。ここでは動画が注目される理由を、3つの視点から考えていきましょう。
REASON 1 映像技術のデジタル化(技術的要因)
動画が注目される理由として、まず制作/編集/配信の低コスト化が挙げられます。映像制作のデジタル化は、1997年頃から本格化して、すでにデジタル化を済ませたデザイン(DTP)と合流しながら発展してきました。その結果、それまで明確にあった映像機材における「プロユース」と「民生品」の垣根がなくなり、映像制作に対しての参入障壁が劇的に下がりました。
インターネットの本格的な普及が始まると、主にバナー広告配信やリスティング広告などの広告技術的なアプローチでの基盤も整備されていきました。データ量の多い動画についても、データを効率的に圧縮するコーデック技術の開発が進みます。さらに光ファイバー網の普及といった要素も絡みながら、広告配信の仕組みの動画応用も盛んになっていきました。こうして、