パッケージデザインで購入者拡大――ペントアワード2011受賞作品から

ペットボトルでもガラスの高級感失わず


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パッケージデザインの国際賞「ペントアワード2011」の最高賞「ダイヤモンド」を、ビール世界大手カールスバーグの発泡性ミネラルウォーター「ラムローサ(Ramlösa)」のペットボトルが獲得した。スウェーデンのNINEがデザインを手がけた。

「ラムローサ」はハイエンド志向の商品。以前はボトルがガラス製だったが輸送に高いコストがかかるため、2010年初頭からペットボトルへの変更を模索していた。高級さを感じさせるデザインで、元々の支持者層を離すことなく素材の移行を果たした点が評価された。カールスバーグ・スウェーデンのマーケティング・ディレクターを務めるポール・デービスさんによると「2011年5月上旬に容器を変更した後、購入者数が16%伸びた」という。

ペントアワードは今年で5回目で、授賞式はニューヨークで開催された。審査員には、サントリービジネスエキスパートの加藤芳夫 デザイン部部長兼シニアスペシャリストのほか、P&Gのデザイン・マネージャーを務めるラフ・デ・ガイターさん、ダノン・ウォーターズの国際マーケティング担当マネジャーに就いているマイケル・エイダンさんといったメーカーのほかに、ターナー・ダックワーズほか各国のデザイン会社のクリエイティブ・ディレクターなどが名を連ねた。

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