

現在公開中の山下敦弘監督の「曇天吉日」より。昔ながらのクリーニング店で仕事と日々向き合う鎌田は、ある日、ひとつの選択に迫られることとなる……というストーリー。「誰もが日常の中のささやかな瞬間をポジティブに受けとめていけるように、そんな思いがこもっています」(鷲尾氏)。

10月25日に行われたジョニーウォーカー「KEEP WALKING THEATRE」先行試写会で、8代目マスターブレンダーのジム・ビバリッジ、山下敦弘監督、キリン・ディアジオの本多淳一社長(左より)。「震災後の今だからこそ、考えさせられるテーマだった」と山下氏。
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スコッチウイスキーブランド「ジョニーウォーカー」(キリン・ディアジオ)は、『KEEP WALKING THEATRE』という映像プロジェクトをウェブでスタートした。
プロジェクトには、ジョニーウォーカーの精神に賛同した日本人映像クリエイター6人が参加。ブランドの精神である“KEEP WALKING”をテーマに、劇場作品としても成立するオリジナリティと完成度の高い映像作品が製作されている。
ジョニーウォーカーといえば、カンヌ広告祭ではグランプリを受賞するなど、海外ではユニークな広告をつくるブランドとして知られている。しかし、日本では2000年代初めの北野武さん出演のCM以来、大規模なキャンペーンを実施しておらず、ある世代以上への認知度は高いものの、“古いブランド”という印象が否めなくなっていた。
しかし、ジョニーウォーカーはブレンディングの技術、四角いボトルデザインやブランドアイコンである「ストライディングマン」のキャラクターなど、常に革新的なことを打ち出してきたブランド。これまで培ってきたさまざまなブランド資産がある。そこで2009年にキリン・ディアジオ社が誕生し、新たな体制でジョニーウォーカーが販売されることになったのを機に、あらためてジョニーウォーカーというブランドを知らしめるべくスタートしたのが、映像プロジェクト『KEEP WALKING THEATRE』である。