宅配水「クリクラ」が製造工場を公開、水の大切さを伝える

「クリクラ町田プラント」内部

工場見学コースとして一般公開される「クリクラ町田プラント」内部の様子。
製造ラインの仕様を一部変更することで、食品衛生管理制度に則った
工場見学の実施が可能になった。


「世界の水ギャラリー」
「世界の水ギャラリー」2

「クリクラ中央研究所」内に開館する「世界の水ギャラリー」の様子。
宅配水が誕生した当時のガラス容器など、ミネラルウォーターに関する
貴重な史料が集まる。

宅配水「クリクラ」を提供するナックは12日、同社のCSR活動の一環で、プラント設備「クリクラ町田プラント」を工場見学コースとして一般に公開する。広く一般に「クリクラ」の水の製造プロセスを公開、ミネラルウォーターがどのようにつくられるのかを多くの人に知ってもらうことで、水への興味・関心を高め、その大切さを知ってもらうことを目的としている。

同社は、宅配水業者で厚生労働省の「総合衛生管理製造過程承認制度」の認証を受けている唯一の企業。この制度下では、工場見学の実施は難しく、これまでもメディアの取材などを受け入れる際には製造ラインを停止し、デモ運転に切り替えて対応していた。今回の一般公開にあたっては、工場内の仕様を一部改修、製造ラインの周りをガラス張りにすることで、その外側から見学ができるようにした。受け入れは1回に30人程度と限られるが、すでに見学依頼が多く寄せられている。

また、この工場見学コースの公開にあわせて、同プラント併設の「クリクラ中央研究所」内に「世界の水ギャラリー」を開館する。100年前にアメリカで誕生した宅配水のこれまでの歴史に関する史料のほか、世界50カ国のミネラルウォーター約1000種や、海外で使用される22基の宅配水サーバーを展示する。

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